<引用元:ワシントン・エグザミナー 2021.6.8>ポール・ベダード氏によるワシントン・シークレット論説
メディアはドナルド・トランプ前大統領を嘘つき呼ばわりすることを生業にしていたが、リベラルのジョー・バイデン大統領に対しては完全におべっか使いの状態になり、メディアに対するアクセスを非常に制限していることすら許している。
少なくともそれが、民主党を含めた有権者の考えだ。
最新のゾグビーの世論調査で、62パーセントはメディアが「政策課題についての厳しい質問をしないことでジョー・バイデンを保護」していると答えた。
世論調査員のジョナサン・ゾグビーは、民主党の55パーセントがそうした評価に同意し、共和党では80パーセントが同意したと述べた。
ゾグビーが本紙に提供した分析によると、「ほとんどすべてのサブグループの大多数―大いに同意・ある程度同意を合計―は、特定のメディアが政策課題についての厳しい質問をしないことでジョー・バイデンを保護しているということに同意した」。
特定の課題についての質問に対しては、さらに高い数字のものもあった。ゾグビー・アナリティクスの調査によると、例えば高まる国境の危機について、63パーセントはメディアがバイデンをかばっていると述べた。
有権者はバイデンの広報スタッフが大統領へのアクセスを制限しているとも考えている。対してトランプは、ほぼ毎日メディアプールに対応できるようにしていた。
59パーセント対30パーセントの差で、調査回答者は「バイデンのスタッフが、バイデンがメディアに話す機会を減らすことで大統領を保護している」と答えた。
それでもゾグビーによると、現時点でバイデンはトランプよりも高い人気を保っていることがわかった。だがそれも、メディアの称賛とは裏腹に大統領の政策が行き詰まれば一時的なものになる恐れがあると彼は述べた。
「バイデン大統領は有頂天になっているように思われるが、突然劇的な出来事に直面する恐れがある。主流メディアはバイデンの味方だが、有権者はあとどれくらいの間味方するだろうか?バイデンがインフラ政策を果たすことができず、民主党が下院で共和党に対して過半数を失えば、バイデンの人気は打撃を受けて転落する恐れがある」とゾグビーは述べた。