<引用元:デイリー・コーラー 2021.3.30>
ドナルド・トランプ前大統領は報道向けの声明でコロナウイルスが実際に中国武漢の研究所から流出したのだという考えを示し、アンソニー・ファウチ博士とデボラ・バークス博士を非難した。
「ファウチは中国の武漢研究所で米国の金を使った―そしてそれが今どのような結果になったかを我々は知っている」とトランプは声明の中で述べ、声明の中でファウチを「『意見急変』と後から決定を覆す王様」と呼んだ。
非営利の科学研究団体であるエコヘルス・アライアンス(EHA)は2014年に、中国でコウモリ由来のコロナウイルスに対する研究を支援するために国立アレルギー感染症研究所から370万ドルの補助金を受け取っていた。
EHAは2014年から2019年までの間に、武漢ウイルス研究所(WIV)のコロナウイルス研究を支援するために国立衛生研究所(NIH)からの二次的補助金という形で納税者からの資金60万ドルを同研究所に送金した。
WIVは2024年まで支援金を受け取ることを認可されているが、支援のために支給された補助金はEHAのWIVとのつながりに関する批判を受けてNIHが停止した。NIHは中国でのEHAの活動は「プログラムの目的と機関の優先事項」に一致しないと説明した。
NIHはEHAに一定の条件でなら補助金を復帰すると伝えた。条件の1つには、WIVが2019年12月に最初の感染が報告される前にコロナウイルスを所有していたかどうかに関しての調査を外部チームが実施できるようにするというものがあった。
疾病対策センター(CDC)のロバート・レッドフィールド元局長は最近、インタビューの中でコロナウイルスは武漢の研究所から流出したと考えていると発表した。
マイク・ポンペオ前国務長官も、コロナウイルスの起源が武漢の研究所である証拠があると考えているとほのめかした。
世界保健機関(WHO)は1月にコロナウイルスの起源に対する調査を開始した。WHOは2月初めに調査結果を公表し、「中国の研究所から流出した可能性は低く」、「動物から人間に移った」というのがより説得力があると述べた。
ジョン・ラトクリフ前国家情報長官は、FOXニュースとのインタビューでWHOの調査結果に対して意見の相違を表明し、「中国人民解放軍は2017年にまで遡って、武漢ウイルス研究所の科学者にコロナウイルスの実験を行うよう命じた」と述べた。
「それらのウイルスの一部は現在のCOVID-19ウイルスと遺伝子学的に見て96.2%類似しており、その上同じコロナウイルスに取り組む科学者が2019年秋にCOVIDのような症状を発症していた」とラトクリフは続けた。