<引用元:FOXビジネス 2021.2.1>
ドナルド・トランプ前大統領が大統領選挙直後に結成したセーブ・アメリカPACは、連邦選挙管理委員会に提出された報告書によると、少なくとも3,120万ドルの資金を確保している。
PAC(政治活動委員会)のおかげでトランプは、ホワイトハウスから出た後も資金集めを継続し共和党に影響力を維持することが可能になっている。
だが今までのところ、提出資料にはセーブ・アメリカが昨年末までに21万8千ドルしか費やしていないとされている―すべては少額献金で民主党と張り合うことを目的とした共和党オンライン資金調達基盤、WinRedへの加盟手数料だ。
「(トランプが)資金を自身の委員会に積み上げれば、それだけ益々、そうした資金が自分たちに敵対することを恐れる多くの共和党議員に対する支配力は強く残るだろう」と共和党コンサルタントのロブ・スタッツマンはポリティコに語った。
PACはこれまで、最近トランプ弾劾に賛成した10人の共和党下院議員のうちの1人であるリズ・チェイニーに矛先を向けている。
そこに委託された世論調査で、共和党有権者の4分の3近く、そしてチェイニーの地元ワイオミング州の全有権者の60パーセント以上が、同議員に対して否定的な見方をしていることが分かったと報告書はしている。
トランプ陣営の広報部長、ティム・マートフは11月に「大統領は常に、勝っても負けても、(資金調達を)計画していました。候補者や不正投票と戦うというような気に掛けている課題に支援できるようにするためです」とFOXニュースに対して語った。