<引用元:ワシントン・フリービーコン 2021.1.27>
ジョー・バイデンの次期アジア政策第一人者は、中国のプロパガンダフロント団体トップから資金援助を受け、中国の海外公使館と協力していた非営利団体の指導者だった。
元オバマ政権国務省高官でビジネスマンのカート・キャンベルは、2020年8月まで「U.S.-China Strong Foundation」の副理事長として記載されていた。表向きは北京との交換留学生を促進する非営利団体だが、国務省と司法省の記録によると、その指導者には中国政府の海外プロパガンダフロントの有名なメンバーが含まれていた。
キャンベルは、国家安全保障会議でジョー・バイデンのアジア政策の取りまとめ役のトップを務める予定だが、同団体での指導的役割はワシントンの対中タカ派に懸念を提起している。同団体は中国人民解放軍と中国の一帯一路を推進していた―米国当局からは国家安全保障上の脅威と見なされるものだ。また孔子学院米国センターとも協力していた。国務省が昨年夏、世界中の教育界に対する北京のプロパガンダの取り組みを推進していることを引き合いに、外交使節として指定した非営利教育団体だ。
2017年8月、「U.S.-China Strong Foundation」は、ツイッターアカウントで中国人民解放軍の創設に祝辞を述べていたようであり、「今日は中国のPLA創設90周年記念日です!」と書き、フォロワーに習近平の記念演説について読むよう強く勧めていた。また同団体は、米国当局が国家安全保障上のリスクとして非難している世界的なインフラ政策である、一帯一路に関して好意的なツイッターのメッセージを複数投稿していた。
(以下略)