<引用元:ワシントン・エグザミナー 2019.11.8>Washington Secrets ポール・ベダード氏による論説
トランプ大統領は郊外では女性に見放されているために非常に不利だという圧倒的な話にもかかわらず、女性からの献金が急増し、郊外の女性から高額の資金を最も受け取っている。
Center for Responsive PoliticsのWebサイト、OpenSecrets.orgの調査によると、トランプは郊外の大口女性献金者の数が10,534と最高であり、民主党の誰よりも多く829万3,135ドルを受け取っている。
総合するとトランプは、女性からの献金では1,510万ドルで5位にランク付けられる。同団体によるとトップはバーニー・サンダースの1,710万ドルだ。
統計では、2016年のトランプの「献金明細」の28パーセントが女性からのものだ。2020年大統領選では35パーセントとなっている。
だがもっと高くなる可能性があり、実際そうだろうとOpenSecretsは述べた。それというのも、トランプ陣営よりも、200ドル以下の少額献金者についての情報を民主党から得る方が容易だからだ。
献金者の専門家はこう説明した。「選挙陣営は200ドル以下の献金を明細に記す義務はなく、共和党全国委員会との共同資金調達委員会である、『トランプ勝利とトランプの米国を再び偉大にする委員会』に献金した少額献金者に関する人口統計情報を我々は持っていない。トランプへの献金者の推定59パーセントは少額献金者によるものであり、女性からトランプへの献金は確実に1,500万ドルを超えている。トランプの総計は他の候補者よりも過小評価されている。民主党はActBlueに依存しているが、共和党は同党でそれに相当するWinRedにあまり依存していないので、我々は民主党の少額献金者に対する人口統計データの(全てではないが)大部分を持っているだけだ」
報告によると、女性献金者は民主党支持の傾向が強いが、「一枚岩」ではなく明らかにトランプ支持の余地もある。
実際、報告書の最後では、献金を集めた複数の州での「Women for Trump(トランプを支持する女性達)」の取り組みについて説明している。
報告書にはこう書かれていた。「2016年と同じように2020年に勝利をもたらすためには、トランプは、白人女性、とくに無党派と郊外居住者に大きく依存している。女性からのトランプに対する支持が減少していることを示す世論調査もあるが、統計データはトランプを支持していても抵抗なくそう公言できない郊外の女性が考慮されていない、とトランプ陣営の幹部とスタッフは主張している」