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内部告発者について元CIA分析官=「どうしてこれがインテリジェンス問題になり得るというのか?」

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<引用元:ニューヨーク・ポスト 2019.9.26>フレッド・フレイツ氏による寄稿

私はあの告発に困惑しており、どうして情報局員が、大統領が外国首脳に話したことについて訴えることがあり得るだろうかと疑問に思う。どうしてこれがインテリジェンスの問題になり得るというのだろうか?

私の意見ではこのいわゆる「内部告発者」は、政治的策略を巡らしていたということのようだ。

私はNSC(国家安全保障会議)に携わっていた際に大統領の電話の記録を数十件編集して処理していたので、そのことは熟知している。またCIA時代から、情報機関の内部告発者についてもよく知っている。

今朝開示された内部告発の内容を見て、私の疑念は大きくなった。法律学者が書いたもののようであり、法律の出典と詳細な脚注がある。またこの告発がどのように機密扱いされるかについて普通ではない法律の出典もある。

私の経験からすると、それほど極度に洗練された内部告発は聞いたことがない。この文書からするとこの情報漏洩者は、おそらく議会メンバーかスタッフなどの、外部の助けを得ていたように見える。

その上、トランプ大統領に対する辛口の反対者であるアダム・シフ(民主党・カリフォルニア)が、トランプ大統領はジョー・バイデンを貶めるためにウクライナに対する支援を乱用している、と訴える多数の告発を2019年8月に表明した後でこの告発が浮上し、下院情報委員会に向けられたのは単なる偶然に留まるものでないように思える。

下院共和党は、内部告発者が報道機関や議会に告発に関して話したかどうかを宣誓証言として質問する必要がある。

また私が非常に懸念しているのは、情報局員とおそらく他の連邦政府職員が、大統領と外国首脳との電話を司るルールに違反していることを告発が示しているということだ。

こうした電話の内容と記録は非常にに制限されている。内部告発者は告発の中で、自身が問題の電話を直接聞いておらず、記録を読んでもいないと明確に述べている。――彼は他の者から電話について話を聞いていた。本当であれば、情報局員はこの敏感な情報を守るために託された信頼だけでなく、ルールをひどく破ったということだ。

だが私がもっと心配しているのは、トランプ嫌いの者たちによるインテリジェンスのあからさまな政治利用という今回の例が、インテリジェンス・コミュニティと米国大統領の関係に今後長年にわたって長期の損害を与えることだ。

 

安全保障政策センターのフレッド・フレイツ所長は、2018年に大統領補佐官代理と国家安全保障会議首席補佐官を務めた。これまでCIA、DIA、国務省、下院情報委員会スタッフの一員として国家安全保障関連の職務に携わった経験を持つ。

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