<引用元:ワシントン・エグザミナー 2019.6.11>
トランプ大統領は11日、1ページの文書をジャーナリストにちらつかせ、そこに非常に繊細な内容のため公表できないメキシコとの秘密協定が含まれていると述べた。
「私は適切な時にメキシコに発表させるつもりだ」とトランプは、アイオワ州へ向かうためにホワイトハウスを出発する前に話した。
だが、ジャーナリストが明るい日差しの中で折りたたまれた書類を写真に収めると、協定にメキシコが亡命を求める中米移民の送還を受け入れる可能性が含まれることをうかがわせる、いくつかのセクションがあることが明らかになった。
ページ中の多くの節は条件文で書かれている。メキシコは、難民を受け入れるという意味で「安全な第3」国の指定に抵抗してきたが、文面はそれが要求されていることを示している。
EXCLUSIVE: Visible on Trump’s paper: “such agreement would… party’s domestic and international legal obligations, a commitment under which each party would accept the return and process refugee status claims, of third-party nationals who have crossed that party’s territory” pic.twitter.com/FzSkpa5w88
— Dan Froomkin (@froomkin) 2019年6月11日
ホワイトハウスはコメントの要求に直ちに回答しなかった。ページの一部しか見えておらず、判別できる言葉の文脈は必ずしも明確ではなかった。
今月トランプは、メキシコが移民の越境を削減しなければメキシコに5パーセントの関税をかけると脅した。週末にかけて、ワシントンでの交渉後に、関税は回避された。メキシコは非公開の協定を結んだことを否定したが、6,000人の兵士を南部国境に派遣すると発表した。
「私がその合意をしていないと誰もが言っている。これがメキシコと米国両国にとってとても良く、とても長い合意の1ページだ」とトランプは11日に文書のページを振りながら話した。
“the Government of Mexico will take all necessary steps under domestic law to bring the agreement into force with a view to ensuring that the agreement will enter into force within 45 days.” @realDonaldTrump #Mexico agreement. Second photo flipped @washingtonpost @postpolitics pic.twitter.com/lWuJU9bpYK
— Jabin Botsford (@jabinbotsford) 2019年6月11日
10日にメキシコのマルセロ・エブラルド外相は、トランプがツイートした「完全に署名されて文書化された」合意だという主張を否定した。エブラルドはパナマとブラジルを含む地域の難民合意に関心を示したが、メキシコは米国の中米難民の送還の受け入れ要求を拒絶したと述べた。
トランプが持っていた文書では、45日という期間に言及しているが、もっと強い言い回しを使っている。文書の日付は7日になっており、米国とメキシコの代表の署名がされているようだ。あるイメージでは、文書に「コピー」のスタンプが押されているのが分かる。
Here’s partial text from Trump’s Mexico “deal”
He would not show us the one-page piece of paper on the South Lawn, but sunlight illuminated part of it. H/t @brandonknappCNN pic.twitter.com/hwdV6asS5f
— Steven Nelson (@stevennelson10) 2019年6月11日
ジャーナリストの写真がトランプの文書の次のようなセクションを明らかにしている:
「最低でも・・・そうした合意には、双方の国内および国際的な法的義務に一致して、双方が自国の領域を超えた第三国の国民の送還を受け入れ、難民資格の要求を処理する約束が含まれることになる」
――White House Watch編集者のDan Froomkin、Daily KosのライターのMark Sumnerによる
「メキシコは、そのような合意を実施するのに必要となるあらゆる変更を特定することを視野に入れて、国内の法律と規制の調査を即座に開始することも約束する。
「米国が、自国の決定権で、またメキシコとの協議の上で、共同声明の発行日から45歴日後に、共同声明に準じてメキシコ政府が採択した手段が、米国南部国境への移民流入の対処に十分な結果を出さなかった場合、メキシコ政府は、合意が45日以内に実施されるようにすることを視野に入れて、合意を実施するために国内法の下であらゆる必要な措置を講じる」
――ワシントン・ポスト、カメラマンの Jabin Botsford、APイメージ/ワシントン・エグザミナーによる
トランプがちらつかせた文書の写真が秘密のメキシコ協定の詳細を示唆
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