<引用元:ザ・ヒル 2019.2.21>
弁護士のアラン・ダーショウィッツは20日、情報機関高官がトランプ大統領を失脚させるために憲法修正25条の行使について協議したことが確認されれば、「憲法違反のクーデターに等しい」ものとなると述べた。
「実際に立証されたら――これについての公聴会があるだろうが――憲法違反のクーデーターに等しい」と、ハーバードの法学教授でザ・ヒル寄稿者であるダーショウィッツは、Hill.TVのバック・セクストンとクリスタル・ボールに「Rising」の中で語った。
「修正25条はウッドロー・ウィルソンが卒中で倒れたことで考案されたもので、レーガン大統領は銃撃されて何日か職務不能になった」とダーショウィッツは続けた。
彼はこう話した。「それには職務不能が含まれるが、やる気のなさではなく、大統領の職務と役割の遂行が不能であることであって、ロッド・ローゼンスタインが後に確認したように、この大統領を修正25条によって排除する論拠はない。盗聴器を仕掛けることを真剣に検討した法執行機関高官は誰であっても・・・法執行機関高官としての信頼性は極めて疑わしいものだと思う」
先週、元FBI副長官のアンドリュー・マッケイブは、高官らが修正25条によるトランプ解任の可能性について話し合い、ロッド・ローゼンスタイン司法副長官が、盗聴器を身に着けて大統領との会話を密かに録音することを提案した、と暴露した。
19日にマッケイブは、トランプがロシア政府のために働いていた可能性があると考えていると述べた。
ダーショウィッツはこう話した。「捜査に関する限り、法の適用を受けない人は誰もいない。だから、大統領が間違ったことをしたと考え、捜査を実施し、それでその根拠を見つけ出して弾劾のプロセスに着手しても文句はない」
彼はさらにこう続けた。「全てのアメリカ人が困惑させられるのは、修正25条であって、それはこのような行為のために意図されたものではないからだ。『ハウス・オブ・カード』というテレビ番組が思い出されるが、そこでは面白い連続ドラマにするために修正25条を行使するからだ。だが現実の世界では修正25条は全く適用できない」