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FBI主席法律顧問は、ヒラリー・クリントンの起訴を支持していたが、説得されて意見を変えた

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<引用元:ザ・ヒル 2019.2.20>ジョン・ソロモン氏による寄稿

過去3年のうちほとんどの期間、FBIは、ヒラリー・クリントンが危険性のある個人のメールサーバーで機密情報を送信していたことに対して、刑事責任を問わないというジェームズ・コミー元長官の判断に、局指導部が一致しているように演じようとしてきた。

最終的にはそうであったのだが、コミーFBIの首席法律顧問であったジェームズ・ベーカーは、当初はクリントンが刑事責任を問われて当然だと考えていたものの、「その過程のかなり後になって」そうしないよう説得を受けていたことが今分かっている。

昨年ベーカーが下院捜査団に証言した内容から発覚したことだ。証言は公開されていなかったが、著者は供述の確認を許可された。

ジョン・ラトクリフ下院議員(共和、テキサス)の質問中、ベーカーはクリントンが刑事責任を問われるべきだという当初の見方について明快に答えていた。

元検察官のラトクリフはベーカーに尋ねた。「あなたが当初ヒラリー・クリントンを、機密情報の取り扱いの誤りについて、法律違反で――様々な法律についてですが、起訴するのが妥当だと考えていたと考えるだけの根拠が私にはあります。それは正しいですか?」

ベーカーは弁護士に回答の許可を得るために間を入れてから、「はい」と答えた。

彼はその後、自身がなぜそう結論付け、どうして気持ちが変わったかをこう説明した。

「その中で機密情報を含む彼女の大量のメールを検証してから、最初私はそう考えていました。それから内部で様々な多くの人と話し合い、最終的には彼女を起訴するのが妥当ではないと説得されました。政府が、合理的な疑いを越えて、彼女が必然的に(法律に)違反する意図を持っていたと立証できなかったためです」

考えを変えるよう説得されたのがいつだったか質問されると、ベーカーは、「その過程のかなり後になってからです。我々は最後まで討議していましたから」と答えた。

ベーカーは、クリントンが従事していた活動を良く思っていなかったことをこう明らかにした。「私の当初の考えは――最後まで捜査を行ってからのことですが、一連の証拠をじっくり読んでみて、実際私がどういう言葉を使ったかはともかく、憂慮すべき、とんでもないことだと私は考え、他の人たちがなぜ彼女を起訴すべきでないと考えているかについて反論しました」

彼の上司であるコミーは、2016年7月5日、起訴を推奨しないと発表した。コミーは司法省に相談することなく発表し、同省監察長官(IG)はその後、間違った判断であり、起訴の判断を行う司法長官の権力を侵害している可能性があると結論付けた。コミーは回顧録の中で、その結論を受け入れるが、自身の行動の理由は「国益にとって最優先のこと」だと考えたためだった述べた。

ベーカーは、発表までの数週間の間に、コミーが「国民にそれについて話し、考えるようにさせて、自身の結論を評価させるためにそのようにはねつけた」のだと認めた。

ベーカーは、クリントンが法律に違反する意図があったという証拠があるという確信がもっとあれば、「彼(コミー)に声高に反論して彼の考え方を変えたかもしれない」と述べた。

彼は元上司を、発表の声明を起草した後でも、上級スタッフから意見を聞けば進んで考えを変える人物だと述べた。「あれを書いた後でも考えを変えることを受け入れていただろう思います」とベーカーは話した。

ベーカーの証言は、私が1年以上前に初めて暴露した事実も浮き彫りにした。コミーの発表の当初の草案では、クリントンには機密のメールの扱いで「重大な過失」があったと結論付けていたという話だ。それはスパイ法規の用語で犯罪性を示す用語だが、その後言葉が弱められた。

共和党はその変更に、コミーとFBIがクリントンにえこひいきした証拠として飛びついた。ところがIGは、コミーの行動を批判しながらも、決定に政治的偏向はなかったと結論付けた。

驚くべきことに、ベーカーのまだ非公開の証言が明らかにしているのは、クリントンのメール捜査がどのように終結したのか、また他に誰か結果に異を唱えているのかについて、我々はまだ詳細を知らされていないということだ。――議会公聴会と監察長官の検証が終わった後であっても。

根強い疑念を解決したいという気持ちがまだあるなら、主導する候補者がいるかもしれない。新司法長官のウィリアム・バーと、上院司法委員会のリンゼー・グラム新委員長(共和、サウスカロライナ)だ

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