<引用元:デイリー・コーラー 2018.12.19>
19日に公開され衝撃をもたらした裁判資料によると、バズフィード・ニュースに悪名高いスティール文書のコピーを提供したのは、共和党アリゾナ州の故ジョン・マケイン上院議員の長年の側近だった。
米国連邦地裁のアースラ・ウンガロ判事が19日に提出した資料によると、マケイン・インスティテュートの幹部で、元国務省高官のデイビッド・クラマーは2016年12月29日にバズフィードのケン・ベンシンガー記者と会った。
バズフィードは、イギリスの元スパイ、クリストファー・スティールが執筆した文書を2017年1月10日に公表した。
ウンガロ判事が、名誉棄損の裁判でバズフィードを支持する判決を出す前、最終報告の一部として公開されたものだ。
(中略)
ウンガロ判事は「クラマーは、ベンシンガー(記者)に文書の写真を撮らないよう求めていたのに、ベンシンガーはクラマーが部屋を出た時に写真を撮ったと証言した」としており、さらに、「クラマーはその後の証言で、ベンシンガーにハードコピーを取らせることに異存はなかったし、他のジャーナリストにもハードコピーを提供したと供述した」としている。
クラマーが会ったという他のジャーナリストの身元は明かされていない。
クラマーは、2016年の11月下旬にスティールとの面談後に文書のコピーを入手した。彼とマケインは、同月初めハリファックス国際安全保障フォーラムで、当時大統領候補だったドナルド・トランプに対するスティールの捜査のことを知った。
マケインはクラマーをロンドンに派遣して、スティールと会わせた。その2016年11月28日の接触後、クラマーは文書のコピーをグレン・シンプソンから手に入れた。クリントン陣営とDNCのためにスティールを雇った会社、フュージョンGPSの創業者だ。
クラマーは2016年11月30日、スティールの報告書を確認するために、マケインとマケインの首席補佐官のクリストファー・ブローズと会った。
ウンガロによると、「クラマーはマケインに、報告書をFBIとCIAに提供するよう助言した」という。
数日後、クラマーはマケインの依頼で、当時国務省次官補でヨーロッパおよびユーラシア問題担当だったビクトリア・ヌーランド、国家安全保障会議のロシア問題担当高官のセレステ・ワランダーと面談した。
(以下略)
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