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コミー証言と矛盾する新事実:ヒラリーの新証拠メールはほとんど未検証だった

投稿日:2018年8月27日

<引用元:RealClearInvestigations 2018.8.22

ヒラリー証拠メール、検証したのは約70万通のうちわずか3千通あまり

2016年の大統領選挙前に当時のFBI長官ジェームズ・コミーが、ヒラリー・クリントンの電子メールに対する2度目の捜査を打ち切ると発表した時のことだ。コミー氏は、クリントンの側近のフーマ・アベディンとその夫のアンソニー・ウィーナーが使用していた個人のノートパソコンで発見された、「すべての通信内容を検証した」と議会に対して認定していた。

当時コンピューターに残された「何万件もの」電子メールを、捜査員がどうやって1週間のうちに読むことができたのだろう、と疑問視する声は多かった。パソコンは、元議員であるウィーナー氏の性犯罪捜査の焦点となっていたものだった。

コミー氏は後に「自分たちの持つ優れた技術のおかげで」、FBIはメッセージの大部分を以前調査していたメールと「全く同じもの」として除外することができたのだ、と議会に説明していた。同氏の主張では、その後精力的な捜査官が「何日も夜な夜な」働いて、残された資料を丹念に調べたということだった。

だがコミー氏の話は事実上全く虚偽であったことが、相次いで発見された証拠で明らかになっている。

つまり技術上の問題があったために、FBIの技術者は新しいメールと古いメールを正確に比較することはできなかったのだ。69万4,000通のメールのうち機密扱い、つまり有罪を示す情報に関して直接検証されたのは、わずか3,077通だけだった。3名のFBI職員がその仕事を1度だけ12時間かけて一気に完了させたのは、コミー氏がクリントンの刑事責任を再び免除した前日のことだった。

捜査の事情を直接知るある捜査当局者は、2016年7月にコミー氏が打ち切った最初の1年がかりの捜査で検証した証拠の10倍に相当するものであったというのに、「ほとんどのメールは全く調査されなかった」と語った。

1カ月以上遅れて、ついに実施された「極めて範囲の狭い」調査であったが、クリントン氏が無許可の地下サーバーで送受信していた機密情報が、さらに発見されたとその当局者は語った。コミー氏の証言とは相反して、これにはイスラエルとテロ指定団体のハマスのことを扱った極秘情報が含まれていた。ところが元国務長官は、極秘の新情報に向き合わされることはなく、安全保障を脅かすものと分析されることはなかった。

独自の機密事項が、安全対策の施されていない機器に不正に保持されて送信されていたにもかかわらず、FBIはその問題を、連邦政府によって定められた「損害評価」命令で要求されているように、米国情報機関に送致して国家安全保障が危険にさらされていなかったか究明させなかった。

新たに発見された機密事項は、「関係する本来の機密機関にセキュリティ検証のために前もって送られることはなかった」と、その当局者は匿名を条件に語った。

難問を抱えたFBI長官が、選挙の直前にこれを最後に捜査を完了すると議会に発表した時、捜査上の未解決の重要事項が他にもあった。

捜査に関わるあるFBI特別捜査官は、ワシントンの局員は新たな証拠の山を「埋め」ようとしている、とニューヨークの同僚に不満を漏らした。彼自身はそこにクリントン氏のメールの全記録が含まれていると考えていた。長らく追及されていた、国務長官に就任した最初の数カ月以降の失われたメッセージも含めてのことだ。

RealClearInvestigationsは、「ウィーナーのノートパソコン」から新たに発見された膨大なメールに対するFBIの対応の全貌をつかんだ。数カ月に及ぶこの調査では、捜査局内部のメモ、政府の報告書に記録された評価報告と会議記録と共に、連邦裁判所の記録と宣誓供述書、FBIの重要人物が送信したメールを検証した。また議会の捜査担当者と公益団体弁護士はもちろん、FBIの捜査官と管理官、検察官、そして他の捜査当局者とのインタビューによっても情報を収集した。

一部の批判者が言うように、FBIがクリントン氏のメールに対する最初の捜査に「手加減した」とすれば、ノートパソコンに関するその後の捜査も徹底的に隠蔽しただろうと消息筋は語った。

FBIで27年間捜査官を務めたマイケル・ビアセロ(Michael Biasello)氏は、こう話した。「本当の捜査でもなく本当の調査もなかった。選挙前に捜査が行われたかのように見せかけるためのショー―つまりでたらめ―でしかなかった」

FBIニューヨーク支局は2016年9月28日に、本部に対して新たな大量の証拠を示したものの、捜査を監督するピーター・ストラック捜査官は、2016年10月30日まで大量に蓄えられたメールに対する捜査令状を取得しようとしなかった。ストラック捜査官は反トランプのメールを送信したことと他の不祥事のために、8月10日に解雇されている。彼はFBIの方針に違反して、個人のメールアカウントで令状の宣誓供述書を編集し、そのような公務を記録するのにFBIのシステムを迂回していた。また彼は捜査を実施する前に、無罪放免とする2番目の声明の草稿に着手していた。

捜査令状は範囲が非常に限定されていたため、ニューヨークの捜査官が事件に関連があると考えていたメールの半分以上が除外されていた。クリントン=アベディン間の隠された通信は2007年にまで遡っていた。だがノートパソコンの捜査令状では、クリントン氏が国務省長官を務めた2009年から2013年の在任期間の前や後のメッセージは除外されていた。つまり、クリントン氏が個人の無許可のメールサーバーを最初に立ち上げた初期の重要な期間と、捜査員が求めた数千通のメールを彼女が後に削除した期間のことだ。

コミーが捜査を時期尚早に終了させたと語る他のFBI消息筋によると、FBIはアベディン氏とウィーナー氏を捜査して疑いを晴らすどころか、聴取も行っていなかった。コンピューターは機密事項のための認可を受けておらず、ウィーナー氏はそのような情報を受け取るための機密事項アクセス権限を持っていなかった。そのパソコンで彼は少なくとも2度、自分のYahoo!メールのアカウントで受け取っていた。また彼は自分のペニスの画像をメールで送るのにもそのアカウントを使用していた。

クリントン支持者の多くは、コミー氏が土壇場で彼女の選挙陣営に影を投じた捜査を再開したことは、ある種の妨害でありそのせいで選挙に負けたと考えている。だがコミーと彼の側近たちは、憂慮したニューヨークの捜査官と検察官が無理強いして初めて行動を取ったという証拠がある。リンチ司法長官に促されて、その後彼らは不利となる可能性のある新しい証拠を綿密に調査するというよりも、縮小させて急いで仕事を終わらせた。

コミー氏は後に自身の回顧録「A Higher Loyalty」の中で、この期間に政治的打算が自らの判断を方向付けたと認めた。しかし彼は、それがクリントンを手助けするように調整されたことを次のように書いている。「ほとんど誰もがそうだったように、ヒラリー・クリントンが2週間もしないうちに合衆国大統領に選ばれると仮定して、後に彼女がまだFBIの捜査対象だということが、その事実の後で判明したなら、FBI、司法省、あるいは彼女の大統領としての立場に何が起こるだろうか?」

なぜそれが今問題となるのか?機密情報の取り扱いを誤ったのではないかとされる罪に関しては、5年の時効が問題となる可能性もあるのだが、共和党はクリントンのメール問題の捜査を再開するために、特別カウンセル(検察官)を強く求めている。

ところがウィナー氏のノートパソコンをもっと広範囲に、そして徹底的に調査することには、まだ検察が正当化するだけの理由があるかもしれない。2014年から2016年という時効の範囲内の期間に、召喚された証拠が破壊されたり、議会やFBIの捜査担当者に虚偽の供述が行われたどうかということを含めて、他にも疑問は残っている。ノートパソコンはそのような犯罪に関連する証拠を得るために捜索されていなかった。捜査員はむしろ限定的に、機密情報についての捜索に焦点を絞っていたのだ。

またFBIは今も、外国とつながりのある腐敗疑惑についてクリントン財団を積極的に捜査している。その捜査は主としてニューヨークから担当されており、ノートパソコンの証拠から有効な結果を得る可能性がある。

FBIはコメントの要求に応じなかった。

(以下省略、英文記事の全文はこちら

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