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FBIはマッケイブ副長官に対するFOIAに回答していない=元FBI捜査官ジェフ・ダニク

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<引用元:Cicaニュース 2017.9.27>

FBIのジェフ・ダニク元管理官は、あるときは対テロ部門の管理官として、またあるときは海外特別顧問として28年以上を当局で過ごした。そして今、ヒラリー・クリントン元大統領候補の捜査中にFBIで行われたとされることについて、米国民が必ず真実を得られるようにするために戦っている。

ダニク氏は最近退職して、FBIの内部告発者に無報酬で協力する仕事を請け負っているという話だ。ダニク氏はFBI指導層が失敗したとみなしており、それに不満を抱いているのだと語った。ダニク氏は、クリントンのメールサーバーに対するFBI当局の捜査と捜査をどのように実行したのかについて、FBIが必要な情報を米国民から隠しているとの見方を強めている。ダニク氏は2016年10月に現在のFBI副長官であるアンドリュー・マッケイブに対する情報公開(FOIA)要求を提出した。

2016年11月8日と9日、FBIはダニクからFOIA要求を受けたことを認めたが、要求は拒否した。ダニクが司法省に訴えると、司法省は2017年6月にFBIが関連する文書を調査して引き渡すべきだと回答した。ダニクの話ではFBIは今も協力を拒んでいるため、保守系の監視団体であるジューディシャル・ウォッチと共同でFBIに対するFOIA訴訟を起こしているということだ。同団体は政府当局者が公開を拒もうとしてきた文書を獲得することに成功してきている。

ジェフ・ダニクとの質疑応答:

ジェフ・ダニク:ヒラリー・クリントンが個人のメールアカウントを使用していたという記事が新聞に載って・・・それが報道の発端だったと思う。我々の中では、なぜ捜査がすぐに開始されなかったのかと疑問に思う者が多かった。なぜなら非常に奇妙な出来事だったからだ。私はその事件に着手していたと思われる幹部についてメールとテキストを要求することにした。どちらかといえばその件について最初に何をしようと話していたかということについて。

サラ・カーター:FOIA要求を提出してFBIからどのような返事をもらいましたか?

ジェフ・ダニク:FBIから手を引けというお決まりの回答だけだった。止まれの合図、忘れろ、向こうに行けということだ。決まり文句の手紙だったが、つまりこの件から引けということだ。

サラ・カーター:なぜ彼らはあなたやその他の人にこの情報を全く提供しようとしないのだと思いますか?同じような内部のやりとりを要求していましたが。

ジェフ・ダニク:FBIで記録は非常に有力なものだと思う。私はFBIに長くいた。もし私がヒラリー・クリントンのメールサーバーについていつ誰が何を知っていたか捜査することを許可されていたなら、すぐさま時系列に組み立てられるだろう。どれだけ効率よく、どれだけのスピードで捜査が行われたか、または行われなかったのか直ちに分かる。その記録を公開したくないのか分からないが、それは内幕が明らかになって捜査の枠組みが判明してしまうからなのか、もしかしたら本当に書いてあることや検討した人物について恐れているからなのかもしれない。ひょっとすると記録の一部が法の下で保護されていると考えているということかもしれないが、FBIはこのFOIAでそれについてあまり説得力のある説明をしていない。

サラ・カーター:元捜査員の間には多くの懸念がありました。彼らは多くの情報が公開されてこなかったと明確に述べています。それはおそらく、ヒラリーのメール、クリントンのサーバー問題やアンドリュー・マッケイブの行動とFBI内部の他の人々に関する他の問題についての捜査に対して、FBIの中でのある種の妨害を暴露することになるものです。私がこれまでに聞いたことのあるのと同じ訴えを聞いたことがあるでしょうか?そしてそれについてあなたはどう思いますか

ジェフ・ダリク:他の人のことを話すことには十分に慎重でありたい。友人や私と付き合いのある人々はそれについて話すだろうか?間違いなく話すだろう。はっきり言えることは、FBIの誰も・・・ジェームズ・コミーのやったことを支持したり、許す者は一人もいないだろうということだ。コミーはFBIから文書を持って行ってマスコミにリークした。それが間違ったことだと分からない捜査員はいない。「コミーがやったことは正しい」と言って名乗り出る人がいるなら会ってみたいものだ。

サラ・カーター:ロビン・グリッツというFBI元特別捜査官はインタビューの中で、FBI内部と上層部には癌のようなものがあると語りました。それについて少し聞かせてもらえますか?捜査員の中には上層部で起きていることだと感じている人もいるという話だったのですが、それはFBIで新しく起きていることを反映したことなのでしょうか?それとも、あなたが当局で長い間経験したような官僚主義を反映したものなのでしょうか?

ジェフ・ダリク:確実に言えることは、FBIの上層部、幹部レベルには、間違いなく冷酷な英雄がいるということだ。しかし問題は、FBIの現場捜査員のレベルにそのような英雄が非常にたくさんいるということだ。頼りになる捜査員は毎日職務を実行している。非常に多くの英雄たちだが、上部に到達すると上層部の幹部たちとの関係で苦労している。私も含めて昇進の体制が不正に運営されていると感じている人は多い。つまり、裏で友人を採用して昇進さるということがたくさんあり、その幹部たちが・・・それでそんなことを繰り返し行って、自分たちの個人の利益のために地位を利用している。ヒラリークリントンの捜査がそういうことだ。当局の外部からも波及しているようだ。

サラ・カーター:全く非党派的で政治的なことに関与しないというFBIの核心に背くようなレベルで、FBIが政治に関わっていると思いますか?

ジェフ・ダリク:このような異常な事態が許されているということはあるが、多くの場合幹部たちは、例えば退職後の個人的な利益のために自分たちの地位を利用しているということだ。もっと良い仕事に就けるとかそういったことだ。それがよく見受けられる組織上の問題だ。政治的なかかわりは少ない。FBIには非常に強く両極の政治的な意見を持つ人もいるが、あまり問題ではない。そういう人たちはもっと孤立している。副長官の場合、妻がバージニア州の上院議員選挙に出馬してクリントンの知人から多くの献金を受けたというのは例外だが、私のFOIAの焦点でもある。

サラ・カーター:FOIAについて伺います。FBIから回答が得られなかったとき、司法省から受けた回答はどうなったのでしょうか?

ジェフ・ダリク:最初に行ったのはFBIが私からの記録の要求を拒否したことを訴えることだった。確か最初に拒否したときは、記録は個人的なもので私がはっきりと説明していなかったということだった。これはFBIが拒否の言い訳として使う決まり文句だ。それでもちろんFOIAを書いたのは私だが、私もFBIの中でやっていたことなのでコンピューターを使えば自分でもできることだった。自分がそのFOIAを受けたとしたら、簡単に検索して記録を見つけて欲しい情報を出すことができるようにFOIAを書いた。記録は十分詳細に記載されていると分かっていた。それが私の訴えたことだ。私に5分もらえればコンピューターを使って見せられるだろう。それは司法省で手続きされた。最初のFBIからの拒否をそうやって訴えるということだ。それは持久戦だ。司法省は公正に対応したと言える。一度は電話で話して、その記録についてある職員から賛意を得た。つまり少なくともFBIはそのFOIAを再開して回答となる記録を調査すべきだということだ。

サラ・カーター:司法省から回答を得た後、FBIからの回答はどうでしたか?

ジェフ・ダリク:何もない。

サラ・カーター:米国民にとってなぜこれがそれ程重要であるのか説明してください。なぜ気にかけるべきなのでしょうか?なぜ何が起きているか知る必要があるのでしょうか?

ジェフ・ダリク:二つのことがある。捜査で何が起きたか知る必要があるのは、有権者、国民、市民にとって極めて対立的な問題だからだ。二つ目に、FBIの信用に直結するということだ。私が心の奥底で信じているのは・・・自分のFBIのキャリアを決してあきらめていないということだ。道を外れることに反対し、倫理観を持ち、真実と正義に道徳的な重点を置く納税者のためにこの捜査を行うことが非常に重要なことだ。列車全体を脱線させるためにはほんのわずかしかかからない。それが本当に重要な点だ。この捜査が、この重要な問題がもしそのような偏見を持ったやり方で行われていたのであれば、それを明るみに出して現在のFBIの問題を正す必要がある。

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