<引用元:ワシントン・エグザミナー 2017.12.28>
トランプ大統領は、ロシアによる2016年大統領選挙へに干渉に対するロバート・モラー特別顧問の捜査が、米国の印象を「非常に悪くしている」と述べた。
トランプ氏は28日に、ニューヨーク・タイムズとのインタビューで捜査について次のように語った。
「それは米国の印象を非常に悪くしており、立場を非常に悪くさせている」「だから早く決着が付けば、米国にとってはそれだけ良いことだ」
また、トランプ氏は捜査によって疑惑が晴れると考えていると述べ、調査では「何の共謀も」見つかっていないと繰り返し主張し、モラー氏の捜査を停止させる計画はないことを再び強調した。
その言葉に反して、最近、共和党議員の中にはモラー氏の捜査の終了を求める声も出ている。トランプ氏の弁護士ですら今年の初めに、捜査は感謝祭までに終わると予測していた。
トランプ氏はモラー氏について次のように述べた。
「共謀はなかった。しかし彼は公平にやってくと思う」
最近モラー氏の捜査チームの元捜査員が愛人(どちらもFBI職員)との間で交わしていたメールが発覚し、捜査に対する共和党からの批判に拍車がかかっていた。
またトランプ氏は、元選挙対策本部長のポール・マナフォート氏から距離を置いた。マナフォート氏は、モラー氏の捜査の一環として招集された大陪審により最近起訴されており、無罪を主張したが更なる訴えを受ける可能性もある。
トランプ氏はニューヨーク・タイムズにこう話している。
「ポールが私のところで働いたのは数カ月だけだった」
「ポールはロナルド・レーガンの仕事をしていた。彼の会社はジョン・マケインの仕事をしていたし、ボブ・ドールの仕事もした。私よりももっと長い期間仕事をしていた共和党員がたくさんいた。それにあなたが言っている話は、私がポールのことを聞いたこともなかった何年も前のことだ。彼が私の仕事をしたのは–どれくらいだろう、3カ月半だろうか?」
トランプ氏がニューヨーク・タイムズのインタビューを受けたのは、トランプ・インターナショナル・ゴルフクラブのグリルルームだった。大統領は現在、フロリダ州パームビーチのマーアラゴリゾートに滞在している。