<引用元:YouTube Red Pill Black 2017.8.16投稿>
白人至上主義やKKK、人種差別の話がアメリカのメディアで取り沙汰されている。アフリカ系アメリカ人の女性起業家、キャンダス・オーウェンスさんは、そんな「偽の人種間戦争」の話はすべてマスコミに責任があり、問題の本質は別のところにあると訴えている。
オーウェンスさんはRed Pill Blackという名前で、YouTubeチャンネルにビデオブログを投稿している。この動画は現時点で40万回以上再生され、1万以上の高評価を得た。チェンネル購読者数も増えているようだ。
オーウェンスさんはまず、「黒人が被害者となった殺人事件の約93パーセントは加害者も黒人」であり、「2014年に6,095人の黒人が殺されたが、事実上全員が黒人に殺されていた」という事実を訴え、ブラック・ライブズ・マター(BLM)の方向性に問題があることを指摘した。
同時に、「2012年に白人が被害者となった殺人事件の約84パーセントは加害者も白人」であったことを挙げて、「私たち全員が自分(の人種に)対するレイシストのようなものだ」と話し、現実の世界で「人種間戦争」が起きているわけではないことを強調した。
オーウェンスさんはKKKについて、(たった)6,000人のクランメンバーに対して自分が「毎朝怖くて怯える」ことなどあり得ないことだと語った。
そして、「ドナルド・トランプのせいで(白人至上主義者やKKKが)活気づいた」とか、「ファーマー(訳注:自動車泥棒で拘束される際に亡くなった黒人)のせいでBLMが暴力を振るっている」といった両サイドの話は、すべて「マスコミに責任があり」、マスコミが「常軌を逸した話を作り上げている」が、「誰もそれに気づいていない」と述べた。
また、「オバマの時代にはデイビッド・デュークや白人至上主義、KKKの話を聞くことはなかったのに、そういう人たちが次の白人大統領が現れるのを隠れて待っていたと思っているのか?」と疑問を投げかけ、マスコミが恣意的にそのような話を報道し始めていることを示唆した。
オーウェンスさんは、自身の現実の日常生活の中では「黒人と白人は毎日うまくやって」おり、何の問題もないと述べた。
そして、この「偽の人種間戦争にかかわる人たちは全員が敗者となり」、「このままいけば、マスコミのせいで今まで在りもしなかった分裂が実際に起きてしまうのを許してしまうことになる」と警告した。
オーウェンスさんは、トランプ大統領がシャーロッツビルについて言ったことは正しいと考えており、それは「二つの過激グループがいた」ということだと結論を述べた。
また最後に、アフリカ系アメリカ人を取り巻く問題の原因は、「教育制度」と「刑務所の制度」にあるが、マスコミはそのことを報道しようとせずに、まるで「黒人が動物のように行動することを推進している」と訴えた。彼女はこの二つの制度の問題のせいでアフリカ系アメリカ人が犯罪と貧困を繰り返す結果とないると考えている。
キャンダス・オーウェンス(Candace Owens )さんについて TED