<引用元:ワシントン・フリー・ビーコン 2017.8.10>
ドナルド・トランプ大統領は、10日木曜日の記者会見でロバート・モラー特別検察官をその職務から解任するつもりはないと述べた。
モラーは、2016年大統領選挙に対するロシアの干渉の捜査を任されていたが、トランプがモラーを解任するのではないかという話がマスコミの間で顕著に話題になっていた。
ある記者が尋ねた。「大統領、特別検察官の解任を促すことを考えたり、検討されたことはあったでしょうか?また、モラー氏が行ったことで大統領がそのような方針を取る要因となったことはありますか?」
トランプはそのようなことは考えたこともなかったと答えた。
「そのようなことは考えたこともありません。みなさんの記事を読むと私がモラー氏を解任すると書いているようですが、私は誰も解任したりしません」と大統領は述べた。
「私は職務を進めて欲しいと思っており、また上下両院にその捜査結果を公表して欲しいとも思います。会議を抜けることから判断すると・・・リークですが、しかしいつも会議を抜けているのですが、共謀(の証拠)は見つかっていません。共謀はなかったのです。なぜなら私はロシア人と話をしていないからです」とトランプは述べた。
トランプは、2016年の選挙に勝ったのはロシアの干渉によるものではなく、自分の選挙活動が優れていたからだと主張した。
「私が勝利したのは、ずっと優れた候補者だったからです。私が勝ったのは、ウィスコンシンに行き、ミシガンに行ったからです。ペンシルベニアでも勝利しました。頭の良い戦い方をしました。ですから勝利したのです。ロシアのおかげで勝ったのではありません。ロシアと私の勝利は何の関係もありませんでした」とトランプは述べた。
トランプは、モラーの捜査本部とメッセージを交わしており、モラーの働きに対して「感謝」を表明していた。同時にトランプは、ロシア疑惑は「魔女狩り」だと何度も非難を表している。