H.R.マクマスター国家安全保障担当補佐官はトランプの外交政策上の指示に反対している。そう話したのは、二人の元NSC職員だった。
「大統領がやりたいと思うことにマクマスターは必ず反対する」と、元高官は広範なインタビューの中で述べた。「トランプがアフガニスタンから引き上げたいと言っても、マクマスターはやるべきだと言う。トランプがシリアから引き上げたいと言っても、マクマスターはやるべきだと言う。トランプが中国の問題に取り組みたいと言えば、マクマスターは反対する。トランプがイスラムの問題に取り組みたいと言えば、マクマスターは反対する。全体がイラン合意を排除したいと思っても、マクマスターは反対する。目の前でそういうことが起こるのを見るのはとても信じられないほどだ。まったく衝撃的なことだ」
ある元当局者はマクマスターのことを、デヴィッド・ペトレイアス陸軍大将(退役)の「太鼓持ち」だと述べた。
「大統領はマクマスターのやることがあまり気に入らないに違いない」と元当局者は述べた。「理解できないのは、大統領が自分の外交政策をことごとく覆す人物を今のままの地位に置いているのは何故かということだ」と彼は続けた。
その元当局者は更に、今後2週間のうちに「選挙のときのトランプ」支持者が特に激しく追放される事態が続くだろうと述べた。
「現状を維持しようという考え方がその場を支配して、実際に徐々に広がっていくことを恐れている。在職中、オバマ政権からの留任者がマクマスターの下で権限を与えられて、基本的にオバマ時代の政策をまったく止めようとしないのを見てイライラしていた」ともう一人の元当局者は我々に述べた。
二人の元当局者は共通して、トランプ政権の今後のアフガニスタン政策に特に懸念を示していた。
「我々が進めようとしていたトランプ的な考えは凍結された」とある当局者は断言した。
この当局者は、NSCのロシア部局はオバマ政権留任者によって一時的に乗っ取られてしまっており、過去の政権のやり方を「全力で進めている」と述べた。
選挙運動の支持者とマイケル・フリン前国家安全保障担当補佐官の関係者は、ここ数週間のうちに急激に追放されており、NSCをめぐる争いは日ごとに激しくなっている。
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