「政府の第一の務めは国民に対するものであり、市民に対するものです。つまり、国民の必要のために働き、安全を確保し、権利を守り、価値観を守るということです」(ドナルド・J・トランプ大統領)
国家安全保障戦略(NSS)の発表は、どの大統領の政権にとっても節目となります。法定文書であるNSSは、アメリカ国民、同盟国、パートナー国、そして連邦機関に対して、大統領が市民を代表してどのように国家安全保障に対する展望を実行に移すのかを説明するものです。
第一に、ドナルド・J・トランプ大統領のNSSは、アメリカを第一とすることが政府の義務であり、世界におけるアメリカの指導力を発揮するための土台であるという信念を反映したものです。それは、アメリカに対する国内外の信頼を回復するために、これまでの11カ月にわたって大統領が行ってきた内容に基づいています。
(戦略の4つの柱としてまとめられた)4つの不可欠な国益がこの方針の根幹を成しています。
1.国土を守り、アメリカ国民、アメリカ人の生活様式を守る
2.アメリカの繁栄を守る
3.力による平和の維持
4.アメリカの影響力を促進する
NSSとその4つのテーマは原則に基づいた現実主義への回帰によって導かれます。
戦略が現実主義であるというのは、世界の競争について明敏であるからです。つまり、国際問題における力の中心的な役割を認め、主権国家が平和な世界のための最高の希望であることを確認し、我々の国益を明確に定めています。原則に基づいているのは、アメリカの価値感を推進することが、世界に平和と繁栄を広める鍵であるという認識に根差しているからです。
トランプ大統領の究極的な目標は、我々の子供たちと孫たちに、今までになく強く、良く、自由な、誇りある国を残すということです。
NSSの全文PDFはこちらでダウンロードできます。
(以下は当サイト独自記事です。)
国家安全保障戦略(NSS)全文についてのメモ(当サイト調査):
NSSは50ページ以上のボリュームがあります。その中で、おそらく脅威の対象として使われている主要なキーワードを集計してみました。実際の内容や文脈のほうが重要だと思いますので、あくまでも参考情報です。
China/Chinese:36
Jihadist(聖戦主義者):29
Russia/Russian:28
North Korea/North Korean:18
Iran/Iranian:17