<引用元:デイリー・シグナル 2023.3.21>
米国人はドナルド・トランプに対する個人的な意見がどうであろうと、前大統領の逮捕と起訴の可能性について憂慮すべきである、とヘリテージ財団のケビン・ロバーツ会長は、21日の「チャーリー・カーク・ショー」でのインタビューで述べた。
「あなたや私、そして聴取者ほど(トランプに)感謝していない人に出会ったとしても、これはその人にも起こり得るし、我々全員に起こり得るのだから関係ないと私は話します」とロバーツは、チャーリー・カークのラジオ番組・ポッドキャストで彼に述べた。(デイリー・シグナルはヘリテージ財団のマルチメディア報道機関)
トランプは先週末、21日にニューヨーク当局に逮捕されると予想していると述べた。トランプのコメントが出たのは、2016年大統領選挙前にポルノ女優のストーミー・ダニエルズに対してトランプのために支払われたとされる、口止め料に対する大陪審捜査をマンハッタン地区検事局のアルビン・ブラッグ検事(民主党)が主導する中でのこと。
ロバーツは、保守派はFBIとブラッグのような「不正検事」を審査することで、左翼の司法制度を徹底的に見直さなければならないと述べた。ブラッグは米国の元大統領に対して刑事告訴を行う初の検事となる見込みだ。
「今こそ行動を起こす時です」とロバーツは述べた。
右派は左派がそれを嫌っていることと、その信じる事を理解する必要があると彼は続けた。
「我々が呼びかけているのは、慎重で保守的な米国人、政治的な候補者が誰かを気にしない中道派が、ただ深く考え込んだりそれに関するコラムを書いたりして過ごすよりもむしろ、この問題の解決に向けた行動を起こすことです」とロバーツは述べた。
カークは、ターニングポイント・USAの共同創設者で会長であり、その団体は若い保守派をリーダーに育て上げている。
ロバーツとカークは、米国が岐路に立っているということに同意した。専門家の中には米国が新たな内戦へと向かっているという者もいるが、ロバーツは団結を望むと述べた。
「米国の歴史上初めて文書業務の問題から大統領を犯罪者として連れ出すなら、確執へと近づいているのだと思います。一方では、暴力犯罪が急激に増加しつつあり、民主党マフィア全体はかつてないほど裕福になり、保護されています」とカークは述べた。
左派に右派の「米国に対する情熱や熱意」を奪わせておくことは、左翼のふざけた態度に対する最悪の反応だとカークは述べた。
ロバーツは自身を「回復中の研究者」と呼び、25年にわたり学術界で極左と戦ってきたと述べた。ヘリテージ財団会長は、保守派のクリスチャンとして少数派に属していた時、数年間大学レベルの歴史を教えていた。
とにかく米国を愛する信仰者は諦めるべきではないと彼は述べた。
「みなさんの不満は十分に理解していますが、それでもこの国にはまだ、たとえ狭くとも道があります」とロバートは述べてこう続けた:
「そしてトランプ前大統領が真っ先に、これは戦う価値のあることだと言うでしょう。この国をリードしようと思っている他の人々も、同じことを言っています―それは無意味な話ではありません。私たちは、体制と、この2層構造の司法制度と戦うことができますし、同時にそうすることで、狭い前途を広げていけるのだと気付くことができます」
ロバーツは、毎週米国民と会うために国を移動しているが、米国の将来には希望があると述べた。
「我々にはこの偉大な共和国を救うチャンスがあります。全員がそのための戦いを止めると決めたら、チャンスはありません」と彼は述べた。