<引用元:JustTheNews 2022.4.18>
ドナルド・トランプ前大統領は18日、アリゾナ州のマーク・ブノビッチ司法長官を、アリゾナ州の2020年大統領選挙における選挙不正疑惑の報告について行動しなかったとして批判した。
トランプはプレスリリースの中で、現在上院に向けて立候補しているブノビッチが、他の多くの人と違って不正の主張について行動すると信じていたと述べた。
「さて彼は報告を行い、米国歴史の暗黒の期間に起きた多くのひどい出来事の一部を列挙しているが、こうした選挙犯罪を犯した人々を追及するのではなく、『問題を先送り』にして議論に加わらない中道に留まっているようだ」とトランプは主張した。
トランプの声明から、8月2日の共和党上院予備選挙でブノビッチを推薦する見込みは薄いように見える。
ブノビッチには他の共和党ライバル候補がいる―自身の陣営資金に何百万ドルも費やしているビジネスマンのジム・レイモン、ベンチャーキャピタリストのブレイク・マスターズ、元アリゾナ州兵長官のマイケル(ミック)・マクガイア、そしてアリゾナ州コーポレーション委員のジャスティン・オルソンだ。
彼らは現在民主党のマーク・ケリー上院議員が保持する議席を得ようと争っている。
前大統領は、ブノビッチは「政治的に公正であることを望んでいる」が、司法長官の世論調査の数字は、彼が報告に掛けた時間のせいで現在低下していると述べた。
「今人々は、彼が問題を指摘しながら何もしようとしていないようであることに頭に来ている―彼は答えを出していない」とトランプは主張した。
ブノビッチは報告書で、2020年大統領選の調査で「深刻な脆弱性」を発見したが、犯罪の証拠はまだ発見していないものの、選挙に関する他の苦情について検証中であると書いた。
前大統領は、ロシアのウクライナ侵略、米国のアフガニスタン撤退での失態、そして増加し続ける不法移民を含め、バイデン政権下で起きた出来事を理由に2020年大統領選挙を米国の「恥」と呼んだ。
「誠実な選挙であれば、こうしたことは何も問題とはならなかっただろう。全ては自ら招いた傷だ」とトランプは述べた。
前大統領は、アリゾナ州上院議員に対する推薦を間もなく行うと述べて声明を締めくくった。
共和党が支配する州の多くを含め、州当局者は2020年11月の選挙で結果を変えた可能性のあるような広範な不正の証拠は見つからなかったと述べた。しかしながら一部の州は、深刻な不正や2020年に実施された選挙ルールに対する違法な変更を認めた。
例えばウィスコンシン州最高裁判所は、選挙監視官が障害を負っていないのにパンデミックによって「無期限に閉じ込められ」ていると主張して、違法に何万人もの不在投票者の有権者IDの確認を省略させたと判決を下した。
またウィスコンシン州議会監査局は、他に州議会で承認されていない多数のルール変更が行われたことを発見した。アリゾナ州では監察官が2020年11月の選挙で投票された5万以上の票を疑問視したが、ジョージア州では州当局が、州最大のフルトン郡の投票集計で非常に広範な管理不行き届きを発見したため、アトランタ市を含む地域で州に今後の選挙を運営させるためのプロセスを開始した。