<引用元:JustTheNews 2022.3.29>
ドナルド・トランプ前大統領は、ハンター・バイデンの東ヨーロッパのロシア新興財閥・オリガルヒとの取引について持っている情報を全て公開するよう、ロシア指導者のウラジミール・プーチンに求めている。
29日に放送されたテレビ番組リアル・アメリカズ・ボイス中の本紙とのインタビューで、前大統領は、ロシアの振興財閥で当時モスクワ市長の妻だったエレーナ・バトゥーリナが、ジョー・バイデン大統領の息子が共同創業者となっている企業に10年前に350万ドルを提供したという2020年の上院報告書と、金銭が渡された理由について答えが出ていないことに言及した。
「彼女は彼に350万ドルを与えたわけで、プーチンならその答えを知っているだろうと私は思う。彼はそれを公開すべきだと思う。我々は答えを知るべきだろう」とトランプは、フロリダのマーアラゴ・リゾートでの広範なインタビューの中で述べた。
デラウェア州の大陪審は、脱税容疑、外国のロビー活動問題、そしてマネーロンダリングについてハンター・バイデンの商取引を捜査している。ハンター・バイデンは捜査を認めたが不正は否定した。
2014年にバイデンの御曹司を役員として採用し、年間何十万ドルも支払っていた天然ガス企業のブリスマホールディングのオーナーである、ウクライナ人オリガルヒのニコライ・ズロチェフスキーとのハンターの関係についてももっと知りたいとトランプは述べた。
当時国務省はブリスマをウクライナ当局者に賄賂を渡していた腐敗した会社と見なし、ハンター・バイデンとの関係は父親のジョー・バイデン副大統領(当時)が米ウクライナ政策を監督していたために、利益相反の様相を生み出していると見なしていた。
本紙が今年1月に入手したメモでも、ハンター・バイデンの同国での取引が米国の腐敗防止政策を損なうと国務省高官が警告を受けていたことが判明した。
「今、ウクライナから答えを得られるはないだろう」とトランプは、ウクライナにバイデンの商取引の捜査協力を求めたことで受けた2020年の弾劾について触れ、失望を表した。
トランプは、2020年の選挙中にハンター・バイデンのオリガルヒとの商取引問題を取り上げようとしたが、当時のFOXニュース司会者クリス・ウォレスに止められたと述べた。
「モスクワ市長の妻が、バイデン家に350万ドルを与えたというのはいったいどういうわけなのか?プーチンはおそらく今なら進んでその答えを出すに違いないと思う。きっと彼は知っているに違いない」とトランプは述べた。
トランプは、プーチンにバイデン家の商取引について知っている情報を全て公開するよう促しつつも、プーチンのヨーロッパへの天然ガスパイプライン・ノルドストリーム2を阻止し、モスクワに制裁を科し、米国の核兵器を整備し、NATOの停滞していた財政を増強することで、自身がプ―チンを民主党よりも厳しく扱ったことも明らかに示した。
「私はNATOにとっては最高の存在だ。というのも私が彼らに支払わせたからだ。それでNATOには今豊富な資金がある。ところで、それとは別に、私こそがノルドストリーム2のことを持ち出し・・・私こそがそれを阻止したのだ。私がそれを終わらせた。もうできないはずだった。彼(バイデン)がそれから再開させたのだ」とトランプは述べた。
「それで彼らは『彼はロシアに非常に優しい』という。私こそがロシアに最も大きな制裁を科したのだ」と彼は述べた。
(以下略)