<引用元:ニューヨーク・ポスト 2021.12.30>
ドナルド・トランプ前大統領は30日、アリゾナ州で1月15日に2022年最初の選挙運動形式の集会を開くと発表した。その9日前には記者会見を開き、死亡者も出た米国議事堂での支持者による暴動のことを蒸し返す見込みだ。
アリゾナ州のフェニックスから約60マイル南東のフローレンスでの集会は、10月にアイオワ州で行われた集会以来初の支持者との本格的イベントとなる。
前大統領とその支持者はグランドキャニオンを有する州を、2020年大統領選挙が当時の共和党現職大統領から盗まれたとする主張の焦点としてきた。昨年アリゾナ州の11の選挙人団投票はバイデン大統領に与えられ、1952年以来で同州が大統領選挙で民主党を選んだのは2度目となった(1度目は1996年のビルクリントンだった)。
今年初め、トランプはマリコパ郡―アリゾナで最も人口が多い―での投票が、選挙を変える結果を生み出すことが期待できるという共和党主体の調査結果を大きく宣伝した。
実際は、監査でバイデンが不正の手助けなしにアリゾナで勝利したことが確認されただけでなく、トランプが認定された結果よりも得票が何百票も少なかったことがわかった。
選挙結果への異議申し立てで際立った成功がなかったにもかかわらず、トランプは「11月3日に反乱が起きた」ことを宣言し、選挙不正によってペンシルベニア、ジョージア、ウィスコンシン、そしてミシガンだけでなくアリゾナも失うことになったと再び主張することで、記者会見を先週発表した。
1月6日の記者会見の発表で、トランプは選挙人投票の集計を妨害し5人の死者を出した暴動のことを「不正選挙に対する全くの非武装の抗議」と呼んだ。
(以下略)