<引用元:ニューヨーク・ポスト 2021.2.22>
22日の報道によると、ドナルド・トランプ前大統領は今度の週末にオークランドでの保守派会議に出席する際に、自身が共和党を今も任されており共和党の「2024年大統領選挙の指名確実候補者」であると宣言する予定だという。
今度の日曜日の保守政治活動会議(CPAC)でのトランプの基調講演は「力の誇示」となり、トランプはホワイトハウスを離れていても傑出した公的地位を今も握っていることを共和党に言い聞かせるつもりだと、アクシオスは報じた。
「私はツイッターも大統領執務室も持っていないかもしれないが、今も責任を任されている」というのが党に対するトランプのメッセージとなる、と同サイトは長年の顧問の話として報じた。
前大統領はマーアラゴに共和党議員を迎え入れていたが、2022年中間選挙でキングメーカーとなることを見越して自身の政治での未来について今週顧問らと打ち合わせを行う予定だ。
上級顧問のジェイソン・ミラーは、トランプが共和党の中で引き続き影響力を維持するつもりだと述べた。
「トランプは実際上共和党です。唯一の隔たりはワシントン内部と全国の草の根の共和党との間にあります。トランプ大統領を非難すれば、共和党の草の根を非難することになります」とミラーはアクシオスに語った。
またトランプは、弾劾裁判で有罪に投票した10人の共和党下院議員と、民主党とともに有罪に投票した7人の共和党上院議員に報復すると見込まれている。
今月初め、トランプはミッチ・マコーネル上院少数党院内総務を激しく非難し、議席から追い出されるべき「無表情な雇われ政治家」と呼んだ。
マコーネルはトランプ無罪に投票したが、1月6日の議事堂暴動に「事実上、道義的に責任がある」としてトランプを非難した。
トランプは、自身に反対の投票を行った議員に問責決議を出した州共和党職員から支持を得ており、予備選挙で現職の共和党議員への対抗馬として採用する候補者に大量に注ぎ込むことのできる7,500万ドルのPAC資金だけでなく、自身の選挙陣営の持つ何百万人もの名簿データベースも保有している。
21日に発表された世論調査では共和党有権者の46パーセントが、もしトランプが独自の政党を形成すると決断したら党を去ると答えたことが明らかになった。
共和党内部でトランプの支持がいかに強いかを示すものとして、USAトゥデイ・サフォーク大学世論調査では、80パーセントが前大統領に反対の投票をした候補を支持しないと答えた。