<引用元:ワシントン・エグザミナー 2020.11.17>
上院共和党は、委員会でジョー・バイデン次期大統領の息子であるハンター・バイデンに対する捜査を立ち上げたが、ホワイトハウスに誰が入ることになっても、またジョージアでの2つの決選投票後に過半数を保てるかどうかにかかわらず、捜査は継続するとしている。
上院国土安全保障委員会は、ウィスコンシン州共和党のロン・ジョンソン議員が主導しており、これまでにウクライナでのハンター・バイデンの商取引に対する捜査を立ち上げ、ハンターのコンピューターで発見されたメールとメッセージのやり取りに対しても別の捜査に着手した。
ジョンソン議員は本紙に、ジョー・バイデンの選挙勝利を判定した州に対するトランプ大統領の法廷闘争のいかんにかかわらず、ハンター・バイデンに対する捜査を継続して前進させると述べた。
「グラスリー上院議員と私は両方とも、このことに見て見ぬふりをするつもりはない。彼の代弁はできないが、我々のスタッフは確実にこのことに取り組み続けている。得られる限りの情報を収集し続けるつもりだ。だが、最小限私が一部の批判を受けたのと同程度には、それに対峙しよう。これを暴露することで我々が捜査で取り組んできたこと・・・それはある程度までは拡散されている。防諜と脅迫の脅威もある」
彼はこう続けた。「だがそれは我々が分かっていることに過ぎない。まだ分かっていないことは他に何があるのか?ハンターのあらゆる行動が明らかになり、バイデン副大統領がこの一部に関して知っていたという事実が暴露されたことから、他にもおそらく解明さるべきことがあるだろうと考えざるを得ない。そしてそれは、それもまたやはり、防諜、脅迫の脅威となり・・・こうした国の一部に対する政策に影響を及ぼす恐れがあり、特に最も懸念すべき国は中国だ」
ケンタッキー州共和党のランド・ポール上院議員は、ハンター・バイデンはポール・マナフォートと同様に扱うべきだと主張した。マナフォートは、トランプの2016年大統領選挙の元選対本部長で、税金詐欺と共謀の容疑で昨年起訴され有罪判決を受けた。トランプの2016年選挙運動に対するロバート・モラー特別検察官によるロシア捜査から浮上した容疑だった。マナフォートは懲役47カ月の判決を受けた。
「法は全ての人に一貫して適用されるべきだと思う。だからマナフォートに適用されたのと同じ基準が、ハンター・バイデンにも適用されるべきだと考える。そして法を平等に適用しなければ、誤審となると思う」とポールは本紙に語った。
「彼は外国代理人として登録されていたのか?それは、マナフォートを追及したことの1つだったと思う。彼は、どうやらあらゆるところから得たと思われる金に税金を払ったのか?それらは率直な疑問であり回答されるべきだ。こうした委員会で捜査できる問題を私が管理できるかは分からない。真実を解明しようとしているところだ」とポールは語った。
共和党のジョン・コーニー上院議員は、ミッチ・マコーネル上院多数党院内総務のチームメンバーであり、誰がホワイトハウス居住者となるかにかかわらず、捜査を進めることを支持するのに十分な共和党委員長がいるとしている。
コーニーは次のように語った。「その真相を探ることに注力するだけの、十分な人々、委員会委員長がいると思う。我々は、司法委員会と政府業務委員会のどちらでも、委員会によってそれを行うことができる。政府に潜在的な腐敗があるとすれば、それは米国民が政府に関して最も嫌うことの1つだ。彼らは、一部の人々が自分の懐や家族の懐を肥やすためにこれに関わっていると考えている。そしてもしそうであるなら、腐敗は暴露されるべきであり、人々は説明責任を果たす必要がある。またそうすることで一定の抑止効果を持つことが望ましい」
「トランプ就任中に民主党がトランプ捜査を止められたことは、全くなかった」とテキサス州共和党議員は語った。
10月の下旬、大統領選挙の数日前、バイデン息子の元ビジネスパートナーであるトニー・ボブリンスキーは、FOXニュースのタッカー・カールソンの番組で主張した。ハンター・バイデンは、ホワイトハウスでの父親の地位を利用することで、ウクライナ、中国、カザフスタンなどの外国の新興財閥との間で、利益を得る企てに従事していた恐れがある、と。
元副大統領の息子は昨年、デラウェア州のコンピューター修理店にノートパソコンを置いていったとされている。ハードウェアは回収されず、FBIに引き渡されたと店主は述べた。またハードディスク装置のコピーは、トランプの顧問弁護士であるルディ・ジュリアーニにも渡され、ディスクの中身が選挙前にメディアに提供された。