<引用元:ワシントン・エグザミナー 2020.4.10>
トランプ大統領はFOXニュースの最新世論調査で、黒人有権者から19パーセントの支持率を獲得した。折しもトランプ再選に向けた選挙陣営は、この集団の4年前の8パーセントの支持率を2倍にしようとしている。
トランプチームは11月の大統領選で黒人票を獲得するために何千万ドルも費やしており、何十年も圧倒的に民主党を支持してきた投票者集団を標的とする大規模なフィールド・データプログラムを展開している。コロナウイルス・パンデミックのせいで全ての選挙陣営がインターネット活動を強いられるまでのことだが、その投資の中には、黒人有権者に応えることを目的として、重要な激戦州の都市近郊に特別選挙運動フィールドオフィスを開設することも含まれていた。
FOXニュースの調査は4月4日から7日までに実施され、登録済み黒人有権者の13パーセントがトランプの業績に対して「やや支持する」と答え、6パーセントは「強く支持する」と答えた。
それでもなお、民主党の指名確実候補者のジョー・バイデンとの直接対決では、黒人有権者に対する成績を2倍にするという目標には達しておらず、66パーセント対10パーセントで元副大統領にリードされている。それ以外の24パーセントは決めかねているか、他の候補者を支持しているか、無回答だった。
2016年大統領選の出口調査では黒人有権者の89パーセントが民主党のヒラリー・クリントンに投票したと答えた。それでも、黒人の牙城であるミシガン州やウィスコンシン州のような州の投票は、クリントンの勝利には十分でなかったので、バイデンはクリントンよりもさらに自身の立候補に対する熱意を生み出す必要があるだろう。
調査の誤差の範囲はプラスマイナス3パーセントである。