<引用元:イラン抵抗国民会議(NCRI)2019.12.21>
マイク・ポンペオ国務長官は米国が19日、イラン反体制派に極めて厳しい判決を言い渡したイランの悪名高い2人の「裁判官」をブラックリストに入れたと発表し、最近のイランの全国的な抗議活動に参加する勇敢な人々を支持すると述べた。
国務省で2019年12月19日、ポンペオ長官はこう語った。「米国はトランプ大統領の下、イランの国民を支持してきたし、今後も支持する。我々の公然の支持、倫理的支持が大切だ。我々が正義を要求することが重要だ」
「11月に始まり加速した抗議は、イラン国民がもううんざりしていることを明らかに示した。彼らはもう飽き飽きしている。政権の経済的な失敗にうんざりしている。国の財産を私物化する政治家にうんざりしている。また人間らしさの特徴として我々一人ひとりに由来する、人間としての基本的、根本的な尊厳を認めない政権にうんざりしている」とポンペオ長官は語った。
「何千人もの人のことを思い出して欲しい――みなさんはその人たちの事を知っている――1988年の抗議後に牢獄で処刑された何千人もの人たちの事を、1999年の抗議で虐殺された学生のことを思い出して欲しい」
「それから2009年の抗議のことを思い出して欲しい」
「現在も同じ話だ」
「政権は11月半ばから何百人もの抗議者を殺害している。おそらく千人以上だ」
「政権は自国内で起きている恐怖を世界に見られるのを止めるために、基本的な通信手段であるインターネットを遮断した」
ポンペオ長官は、国際信教の自由法の下でイランを「特に懸念される国」に再指定したと述べた。
The actual figure is higher.Regime is desperately trying to conceal the true dimensions of its horrific crimes,using different tactics such as cutting off the Internet&refusing to hand over the bodies of those killed to their families or preventing funerals for them.#IranProtests pic.twitter.com/gadxy7OkYJ
— NCRI-FAC (@iran_policy) November 26, 2019
「世界はイランが基本的・根本的信教の自由の最悪の侵害国の1つであることを知るべきだ」とポンペオは語った。
「2番目に、本日米国財務省は2人のイラン人裁判官、モハマド・モギッセとアボルガッセン・サラバティに制裁を課す」
ポンペオ長官はサラバティを「政権の圧制の道具であって、公平な正義の味方ではない」とした。
「3番目に、我々は移民国籍法の下で、平和的抗議者の虐待、拘留、殺害に責任を負うか加担する、あるいはその表現や集会の自由を妨げる現職元職のイラン高官に対するビザを制限している」
「我々の行動ではこうした人物の家族に対するビザも制限する。イラン全国の市民から提供されている資料は、我々がこの新たな権限を利用して本当の圧力を加え、イラン国民の自由と正義を否定する人々に責任を取らせる上でかけがえのないものとなるだろう」
「国民の子供を殺す悪党が、米国留学のために自分たちの子供を送ることは許されない」
「だがたとえ何があっても、私は何カ月もいってきたことをイラン国民に伝え、必要である限りずっといい続ける。つまり、米国はみなさんの声を聞いている。米国はみなさんを支援する。米国はみなさんを支持する」とポンペオ長官は続けた。