<引用元:FOXニュース 2019.10.24-25>
2016年の大統領選挙直前から2017年春に至るまでのFBIと司法省の不正疑惑に対して、ジョン・ダーラム連邦検察官が続けている調査は、本格的な犯罪捜査へと移行した、と捜査に詳しい2人の消息筋が24日夜FOXニュースに語った。
1人の消息筋は、トランプ陣営に対するFBIの監視乱用疑惑についてのマイケル・ホロウィッツ司法省監察官による今度の報告が、ダーラムの調査が犯罪調査となった理由を浮き彫りにするだろうと付け加えた。ホロウィッツは24日に、報告書は間もなく公開され、黒塗り部分は「ほとんどない」だろうと発表した。
捜査の新たな状況は、ダーラムが証人の召喚、起訴、そして事実調査を行う大陪審選出を行えるということを意味する。
FOXニュースは22日、最近ビル・バー司法長官と共にローマを訪問した際に発覚した新証拠に基づいて、ダーラムの調査が大きく拡大したと報じた。
バーは報道によるとイタリアの大使館職員に、「イタリアの安全保障担当高官との面談のために誰も盗聴していないと確信できる会議室が必要」だと話したという。
イタリア法務省の消息筋は今月、バーとダーラムは、トランプ陣営元スタッフのジョージ・パパドポロスに、ロシアがヒラリー・クリントンの「スキャンダル」を握っていると伝えたとされるジョセフ・ミフスド教授の供述録音を聞かされたとデイリー・ビーストに話した。報道によるとミフスドは供述の中で、人々が自分を貶めたいと思う理由と、自分に警察の保護が必要な理由を捜査官に説明していたという。
パパドポロスは、自分は情報機関が画策したでっち上げの一環として、ミフスドと接点を持たされたのだと示唆している。
消息筋は、ダーラムがジェームズ・クラッパー元情報長官とジョン・ブレナン元CIA長官に聴取することに「非常に関心を持って」いるとFOXニュースに述べた。反トランプの批評家である2人は最近その考えをはねつけた。ニューヨーク・タイムズは24日、ダーラムの犯罪審査に促されたCIA職員が、聴取されることを見込んで刑事弁護士を雇ったと報じた。
ブレナンとクラッパーが指揮を執っていたのは、ミフスドがパパドポロスと話していた時だけでなかった。ヒラリー・クリントン陣営と民主党全国委員会がスポンサーとなって元英国スパイのクリストファー・スティールが書いた、未検証で大部分が信用されていない文書が、2016年大統領選挙の直前にトランプ顧問のカーター・ページに対する秘密の監視令状の正当化を助けるために利用された時もそうだった。(ニューヨーク・タイムズの24日の報道は、公然とダーラムの調査を証拠がなく政治的に汚染された捜査に仕立てており、スティール文書のことには全く触れていない。)
(以下略)