<引用元:ワシントン・エグザミナー 2019.1.13>
トランプ大統領は13日、米軍がシリアから完全撤退した場合にトルコの軍隊がクルドを標的にするなら、トルコ経済に打撃を与えると明言した。
トランプは次のようにツイートした。
「わずかに残存するISISのカリフ領土を激しく多方面から攻撃する中で、延び延びになったシリアからの撤退を開始。ISISが刷新されたら既存の近隣基地から再び攻撃する。トルコがクルドを攻撃したらトルコに経済的打撃を与える。20マイルの安全地帯を作る。同様に、クルドにもトルコを挑発して欲しくない。ロシア、イラン、そしてシリアは、米国がシリアのISIS――天敵を壊滅するという長期的政策から最大の利益を得てきた。我々も利益を受けているがもう軍隊を引き揚げる時だ。終わりのない戦争は止める!」
Starting the long overdue pullout from Syria while hitting the little remaining ISIS territorial caliphate hard, and from many directions. Will attack again from existing nearby base if it reforms. Will devastate Turkey economically if they hit Kurds. Create 20 mile safe zone….
— Donald J. Trump (@realDonaldTrump) January 13, 2019
….Likewise, do not want the Kurds to provoke Turkey. Russia, Iran and Syria have been the biggest beneficiaries of the long term U.S. policy of destroying ISIS in Syria – natural enemies. We also benefit but it is now time to bring our troops back home. Stop the ENDLESS WARS!
— Donald J. Trump (@realDonaldTrump) January 13, 2019
トランプのツイートは、12月の大統領による突然の指示に応じて、先週シリアで米国が公式に引き揚げ準備を始めてからのものだ。トランプの要求は連邦議会議員から即座に超党派的な反発を招き、ジム・マティス元国防長官が抗議して辞任する結果を引き起こした。だが、2,200名の兵士は紛争地域からまだ1人も引き上げていないと、国防総省当局者は11日にワシントンエグザミナーに答えた。
トランプは、当初の米国即時撤退の要求を撤回している――その裏付けとして、ジョン・ボルトン国家安全保障担当補佐官は先週末、米軍はIS残党が壊滅するまでシリアに留まり、米国の同盟でその地域で活動するクルドをトルコが傷つけないと保証する条件で撤退が行われると述べた。トルコ当局は、クルド人民防衛隊、つまりYPGを、トルコ国境内での政治的不安定に寄与するテロリストとみなしている。
(以下略)