<引用元:ワシントン・タイムズ 2018.11.11>
トランプ大統領は11月11日、戦死したアメリカの英雄と「戦いに封印された」フランスとの友好に敬意を表し、ベテランズ・デー(退役軍人の日)と第一次世界大戦終結100周年を称えた。
シュレーヌのアメリカ人戦没者墓地で、トランプ氏はフランスとアメリカの兵士が、第一次世界大戦に勝利的な終結をもたらすために「血を流した」ことを振り返った。
哀悼の意が込められたトランプ氏の演説は、フランスのエマニュエル・マクロン大統領がパリで行った演説とは全く対照的だった。マクロン大統領はナショナリズムの危険性を非難し、トランプ氏を批判していた。
マクロン氏は、トランプ氏のナショナリスト的な「アメリカ・ファースト」方針に対する皮肉を込めてこう話していた。
「愛国主義はナショナリズムとは正反対だ。ナショナリズムは愛国主義に対する背信だ」1500人のアメリカ軍戦没者が埋葬されている墓地で、トランプ氏はフランスのホスト役に対して非難を浴びせ返すことはしなかった。
トランプ氏はむしろ、両国が授かった友好関係と、フランスをドイツの占領から2度助けた同盟関係を称えた。
「我々は共に良く戦った。我々が共に戦った以上に良い戦いをすることはないだろう」
トランプ氏の言葉のほとんどは、祖国を遠く離れた戦場で自由を守って死んだ勇敢なアメリカ人に対する賛辞だった。
トランプ氏はこう話した。
「これらの大理石の十字架とダビデの星の全てが、アメリカ人の戦士の命を記念するものであり――彼らは偉大な、偉大な戦士だ。家族のため、国のため、神と自由のために全てを捧げた。雨、雹、雪、泥、毒ガス、銃弾、迫撃砲の中、彼らは退かずに勝利へと押し進んだ」