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ロシア捜査で米国人全員が警戒すべき1つのFBIメール(オピニオン)

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<引用元:ザ・ヒル 2018.7.20>ジョン・ソロモン氏寄稿

元FBI弁護士、リサ・ページ氏

「FBIのラブラブカップル」と報道されるリサ・ページとピーター・ストラックは、あなたの近所のFBI支局で放送される「携帯メールしながら捜査をするな」(訳注:「携帯メールしながら運転するな」のパロディー)という今度の公共サービス広告のイメージキャラクターだ。

2人が政府支給の電話で異例の不倫メールを交わしたことで、FBIの評判に傷がついた。仕事場に下品な政治的偏向が持ち込まれていたことが暴露されたのだ。捜査官が銃とバッジを身に着ける時には細心の注意を払うべきだというのに。

ロシア捜査の被疑者であったドナルド・トランプに彼らが敵意を抱いていたことや、自分たちの権力を利用してトランプが大統領になるのを食い止めようという話をあからさまにしていたことはもはや論争の的ではない。唯一の疑問はロシア共謀捜査で彼らが取った公式な行動に、そのような感情に促されたものがあったか否かという点だ。

司法省の監察官はその疑問の答えを出そうとしている

米国人がもっと早く答えを得たいというなら、ページとストラックが交わした何千という思わせぶりなメールの中で読むべきものは5つの語だけだ。

その一節は2017年5月19日に送られた。「取り上げられるような証拠は大してない(There’s no big there there)」とストラックはメールを送っていた。

メールの日付は長らく捜査担当者の興味を引き付けてきた。なぜならロッド・ローゼンスタイン司法副長官が、トランプ陣営とロシアの間の共謀疑惑への捜査を監督するために、ロバート・モラーを特別カウンセル(検察官)に任命した2日後の事だったからだ。

メールが議会に引き渡されると、捜査担当者はそれがトランプ陣営にとっての不利な証拠を指した言葉だったのではないかと考えた。

今月ついに質問のチャンスが訪れた。ストラックは答えることを拒んだ。だが複数の目撃者によると、議員による非公開の聴取中にページは極めて悲痛に身をよじるような様子で、メールが実のところロシアの事件の性質を指したものであったことを認めた。

これを認めたことは非常に重大な結果を及ぼす。つまりローゼンスタインは、それまで10カ月間捜査に取り組んできたFBIの重要な捜査官たちが「(証拠が)ない」と考えていた疑惑を捜査するために、特別カウンセルという最強の力を解き放ったということになる。

メールとモラー任命の時までに、FBIの最高の対諜報捜査官たちは相当な時間をかけて調べ上げた。彼らは外国情報監視(FISA)裁判所を説得してトランプ陣営アドバイザーのカーター・ページ(リサ・ページとは他人)に対する監視令状を出させるために、ヒラリー・クリントン陣営がスポンサーとなって作成された裏付けのない内容を含む文書を、それと知りながら利用した

彼らはカーター・ページの電話とメールを約6カ月間監視したが、起訴を正当化できるだけの証拠を得られなかった。収集された証拠は極めて弱かったため、ボスである当時のFBI長官ジェームズ・コミーはトランプから解任された後、容疑の核心は実質的に裏付けがなされないままだと議会に認めざるを得なかった

言い換えれば全く中身のない事を大きく取り上げていた。またそのゼロカロリーの料理をベースに、ローゼンスタインは特別カウンセルというビュッフェメニューを許可し、米国人に何百万ドルもの費用と何カ月にも及ぶ政争を負担させている。

ストラックが共謀捜査を正当化するために生み出した成果物は、今や粗悪なものだったことが分かった。クリントンに雇われた業者はトランプが選挙中に不正を行ったと訴える複数の文書を作成した。その全てが別々の情報源からFBIにもたらされ、トランプとロシアの共謀という裏付けのない話をさらに作り上げるための、似たような疑惑のニュース記事の種を蒔くのに利用された。最も厄介なことに、FBIはカーター・ページのFISA令状の正当化のため、少なくともそれらの記事の1つを根拠にしていた。

そのような多角的な疑惑の仕掛けは、元をたどれば1つの情報源であり、スパイ技術では「循環式の情報伝達」として知られている。プロのスパイなら見分けて排除するように訓練されているような不正な代物だ。

だがストラックのチームはそれを捜査手順の中で推し進め続け、捜査を大幅にエスカレートさせたのだが、自身の言葉で言ったように「取り上げられるような証拠は大してない」ことを彼は知っていた。

ストラックのようなプロがなぜそのような行動を取ったのかという疑問に対する答えは、少なくとも議会捜査担当者にとってはより明確になっている。2017年5月19日の宣言に付随する他のメールの背景からそれが判明している。

ストラックとリサ・ページがその日に本当にやっていた事が判明した。それは彼らがFBIに留まってアシスタント・ディレクター(AD)のレベルにまで昇進するのを目指すのか、それともモラーの特別カウンセルチームに入るかを議論することだった。

「[黒塗り]だろうと誰だろうと、そんなADになることなんて誰が気にするんだ?」とストラックは昇進のメリットについて品定めするように書いていた。それから何がもっと魅力的な職務となるかを次のように示唆していた様子だった。「弾劾に結びつく捜査?」

リサ・ページは会話が行き過ぎであると分かって、引き留めようとしたようだ。「ここでこの話は止めるべき」と彼女は返事を送り、その後「この件で違った現実的な結果が出ること」を検討することが重要だと追加した。

ストラックは数分後、ロシア疑惑の証拠について自分自身の不利な状況についてメールした。「君と私はどちらも勝算がないことが分かっている。もしありそうだと思っていたら疑問の余地はない。私が躊躇するのは、1つには自分の直感で取り上げられるような証拠は大してないと感じるからだ」

するとロシア共謀の話を――ローゼンスタインのモラー任命の判断と同様に――推進するのに一役買ったFBI捜査官は、証拠から結果が出ることは「ない」ということがずっと分かっていて、それでも進めたのは弾劾の可能性がまだあると考えていたためだったということのようだ。

弾劾は政治的な結果だ。すると議会捜査担当者が論理的に導き出せる唯一の結論は、これらの捜査官たちがプロとしての訓練から「取り上げられるような証拠は大してない」ということが分かっていても、政治的偏向によって弾劾という政治的結果を達成するために捜査を進めることになった、ということしかない。

そしてそれは本質的に政治的な偏向の行動である。

この行為にどれだけ懸念を覚えるかは、あなたがトランプを好きか嫌いかによって決まることはほぼ確実だ。だが少しだけ自分を同じFBIのメンバーから捜査を受ける立場に置いてみて欲しい。あなたは捜査官が起きていないと考えている犯罪の捜査対象となるが、それでも捜査は進んで行く。望まれている結果はあなたが仕事をクビになることだからだ。

そんなFBIを受け入れることができるだろうか?

(ジョン・ソロモンは受賞歴を持つ捜査ジャーナリストであり、長年の努力によって9月11日のテロ攻撃以前の米国とFBIのインテリジェンスの過ち、政府科学者による里子と退役軍人に対する薬物実験での悪用、また様々な政治腐敗が暴露されている。ザ・ヒルのビデオ担当執行副社長である。

寄稿者が表明した意見は彼ら独自のものでありザ・ヒルの意見ではありません。)

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