新しい年度末の成果報告書によると、トランプ政権は、オバマ時代の費用の掛かる規制を撤廃するという大統領の主要な選挙公約の一つを実現した。
アメリカン・アクション・フォーラムによると、トランプ政権はワン・イン、ツー・アウト(新しい規制を1つ作るたびに古い規制2つを廃止する)計画を守り、6億4千5百万ドルを節約し、更に6億ドルの削減も実現しようとしていることが分かった。
「どのような基準に照らしても、規制改革にとって意義深い期間だった」とアメリカン・アクション・フォーラムの規制政策評論家、ダン・ゴールドベック氏は記している。同団体は、中道右派の政策研究団体であり、議会予算局元局長、ダグラス・ホルツ・イーキンが代表を務めている。
規制の削減はワシントンで定着してきており、議会審査法によって実施された大規模な削減と共に、共和党議員が大統領就任後その先頭に立ってきた。また、トランプは、更なる削減を要求し政府機関が規制を追加する前にそのコストを検討するように求める、大統領令13771に署名した。
ゴールドベックは、要するにトランプは「規制予算」を作ったのであり、チームがそれに従うようにして行政管理予算局にチームを指導させているのだと述べた。
議会審査法による削減で既に5,820憶ドルの出費が抑えられ、トランプの取り組みで1億4千5百万ドルが抑えられた。
そのほとんどがペンタゴンで削減されたものだった。
報告書には「概して、政権は大統領令の2017年度目標達成へと順調に進んでおり、目標を超えることにもなりそうだ」と書かれている。
ゴールドベックは次のように締めくくっている。「最初の段階でも、トランプ政権の規制政策により6億4千5百万ドルの削減が加速され、少なくとも更に6億ドル以上の削減も実現しようとしている。」