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トランプは差別主義者の黒人のことも名指しで非難していないがそのことには注目しないのだろうか?(社説)

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<引用元:ワシントン・タイムズ 2017.8.13>

社説:

トランプ大統領は白人グループを名指しで非難することもできただろう。12日土曜日にバージニア州シャーロッツビルで白人グループが集会を行ったために、それに対する抗議活動と暴力事件が起こり、結果として3名の死者を出すことになった。

トランプ氏は、「ナチ」「KKK」「白人ナショナリスト」といった言葉を明言して暴力事件を非難しても良かっただろう。しかしそうなると、カメラとマイクの前で、「白人特権」や「人種的横取り」(白人が、文化的なことに無神経なまま、自分たち以外の人種に属する物やその人々に対して憧れを表明すること)を強く非難している黒人団体や黒人指導者を名指して非難する義務も出てくる。

もちろん、逆人種差別というのはおかしなことだがそれが極端になると危険なことにもなる。そして、私が1960年代にピッツバーグで人種平等会議(Congress of Racial Equality)の最初の支部を共同創設したのは、このようなまったくばかげたことのためではなかった。

白人至上主義者を非難するのであれば、大統領は自分をけなしていた共和党やネオコンが誰もやっていないことをやらなければならなかっただろう。大統領はBLM(Black Lives Matter)やその他の団体を名指ししなければならなかったということになる。なぜなら、BLMやその他の団体の考えに影響を受けて、バトンルージュやダラス、そしてボルチモアやファーガソン、ミズーリにまで至るアメリカの町で、暴動、放火、略奪、そして警察官に対する暴力が起こり、正当化されていたのだから。また大統領は、アメリカの大学で革新主義者(白人、黒人、その他)が他者の言論を弾圧しているファシズムに対して訴えるべきだ。

トランプ氏が敢えて口にしたことに対して、アメリカの左翼メディアと、いつも見せかけだけの民主党と黒人リーダーが浴びせてきた憎しみを込めた非難がどれほど辛辣なものだったか想像しようとする気になれるだろうか?

ホワイトハウスで大統領に助言する役目だったとしたら、そのような憎悪に満ちた言葉を勧めるだろうか?

ほとんどあり得ないような罵倒の言葉が、まるで邪悪な虫のようにアメリカのテレビニュース司会者と記者の口から、人種を逆手に取って利用する黒人指導者の口から、そして自分を犠牲にする白人リベラルの口からあふれ出してきたではないか。

アメリカ文化のこのような三頭体制によって、ある人種の人々が不満を訴え、デモ行進を行い、場合によっては暴動を起こし、建物などに火を付けたり破壊したり、人を傷つけたりすることが起こるようになった。そして、逮捕に抵抗する権利だけでなく義務もあるのだと信じ込む黒人の若者と大人があまりにも多く、ただでさえ危険な警官の職務がもっと危険なものになっているのだ。

何が目的なのか?アメリカは1860年代に奴隷制を廃止したが、何万もの命がそのために犠牲となり、その多くは白人だった。学校、職業、住宅といったあらゆる法令上の人種隔離は1960年代に廃止され、それは二度目の内戦なしに実現した。黒人の要求は増え、就業と大学進学の格差是正措置が取られた。

それを応援した人がほとんどだった。すると要求は増えた。格差是正措置は、もともと完全な機会の平等を保証するというものだったが、評価ではなく人種に基づく割り当てになってしまった。白人が不利になることもある。アジア人はもっとその傾向が強い。

しかし、まるで1950年代から何の進歩もなかったかのように暴動と暴力が続いている。黒人のアメリカ軍統合参謀本部議長、二人の黒人司法長官、二人の黒人国務長官、二期を務めた黒人大統領。それでも白人特権を主張するのは真実を捻じ曲げているのではないのか?

大統領が名指しで非難したとしよう。文句を言う人(特に聖人ぶった共和党)は、消化不良の食べ物のようにどんどん持ち上がってくる一方的な反トランプ批判を受けて後悔するかもしれない。

今のところ、逆人種差別とその活動家について誰も語ろうとしないことから、白人主義などの話でもみ消されていることが良く分かる。

もちろん、アメリカ社会にはまだ人種差別が残っている。その不完全さは人間の性質として意図した条件のものではない。アメリカ文化があまりにも偏見に満ちていたときはその偏見と闘う人もいた。特定の人間をひどく扱うような社会で生きることはできないので偏見と闘ったのだ。

今のアメリカは変わってしまった。どれだけ進歩したかわからないということは、人種の偏見のない実力社会を実現するということ以外の方針を提案しているということだ。

 

By Ralph Z. Hallow

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