民主党全国委員会(DNC)のスタッフであったセス・リッチがワシントンで殺されてから1年近くが立とうとしている。現在に至るまで彼が殺された理由に対する確固たる答えは無かった。
リッチは昨年7月にDCの北西部で銃で撃たれて殺され、警察はブルーミンデールズの近くで起きたその殺人は強盗未遂によるものだと示唆した。しかしながらオンラインの陰謀論は、その殺人をリッチのDNCでの職務と関連付けた。
あと2カ月でリッチの死から一周年となるところで、FOX5はこれらの説が正しいと証明できる新しい情報があることを知った。
リッチの家族が雇ったロッド・ウィーラーという私立探偵は、彼が死ぬ前にウィキリークスと接触していたことを裏付ける明白な証拠がリッチのノート型パソコンに残されていることを示唆している。
すると、なぜこの殺人事件の捜査を過去10カ月率いてきた機関であるDC警察は、それを示唆する証拠が出ていないというのにこれが強盗に失敗した結果だと主張してきたのかという疑問が提起される。
DC警察殺人課の元刑事のウィーラーは、リッチの殺人について並行して捜査している。彼は、隠蔽が行われており警察も捜査から手を引くように言われてきたのだと思うと述べた。
「警察もFBIも積極的でなかったのです。彼らは全く協力してきませんでした。彼の死の謎を解く答えはあのコンピューターの中にあると思います。そしてそれは警察かFBIのどちらかにあると思います」と彼は語った。
私達がウィーラーに、彼の情報提供者がリッチとウィキリークスを結び付ける情報があると言ったのか尋ねると、「もちろんそうです。それは確認しています」と彼は答えた。
またウィーラーは、「警察内部にいる情報提供者が私の目をまっすぐ見ながら『ロッド、我々はこの事件から手を引くように言われた。だから君には何も情報を提供できない』と言ったのです。それは、殺人事件の捜査としては極めて異常なことです。特にそれが警察からの命令であれば。もう一度言いますが、それは警察署長から来たものではなく、市長とDNCの間の相関関係があるのだと思います。そしてその情報はやがて(火曜日に)分かるでしょう」と私達に述べた。
新しい詳細の情報を加えた内容は火曜日の朝のFOXニュースで放送される予定だ。