<引用元:ニューヨーク・ポスト 2021.10.10>
ドナルド・トランプ前大統領は10日、2020年大統領選挙以来初めてアイオワ州への帰還を果たし、声援を送る大勢の支持者に「アメリカを取り戻す」と述べた。
トランプは、2024年の出馬を発表していないが、デモイン市のステート・フォアグラウンドに集まった数千人に語り、バイデン大統領と現在議会でこう着状態にある数兆ドルのインフラ・予算決議案を非難し、民主党は国を「破滅寸前」に導いていると述べた。
「我々はアメリカを取り戻す」とトランプは90分間の演説の中で述べた。
前大統領はまた、タカの目の州(アイオワ州)で2020年に53パーセント対45パーセントの差でバイデンに勝利したことを自画自賛した。
「バイデン政権がどんなに悲惨な状態になっても、誰も偉大なアイオワ州のせいにはできない。なぜなら我々は実に―実にここで素晴らしい結果を出したからだ。アイオワ、素晴らしいところだ」とトランプは述べた。
またトランプは2024年のための選挙スローガン候補―「アメリカを再び―再び偉大に」を発表した。
アイオワ州でのトランプの支持率は現在、ホワイトハウスにいた時より高くなっている。
アイオワ州人の53パーセントはトランプのことを好意的に見ていることが、最近のデモイン・レジスター・メディアコム・アイオワ世論調査で分かっている。対してホワイトハウスにいた時は48パーセントという数字だった。
一方バイデンは、同調査での好意的な割合は37パーセントであり、否定的な割合は61パーセントだ。
またトランプは、2020年の大統領選挙の不正について継続して不満を述べ、共和党に2022年中間選挙の投票を推進するよう訴えた。共和党は中間選挙で上下院の支配を取り戻すことが期待されている。
「我々は極左に、決して忘れることはないというメッセージを送らなければならない」とトランプは述べた。