<引用元:FOXニュース 2020.9.7>
トランプ大統領は7日、コロナウイルス・パンデミック後の米国の経済回復を繰り返し称賛し、自身の政権であれば2021年までに1,000万人の新規雇用を創出できると主張した――また民主党の競争相手であるジョー・バイデンを中国の「手先」と呼んで非難し、バイデンは「どういうことか分かっていない」と述べ、経済を「破壊する」だろうと警告した。
大統領はホワイトハウスでのレイバーデーの記者会見で、政権の取り組みを繰り返し称賛し、8月に140万人の雇用が増加したことを引き合いに米国は「V字回復」の中にあると述べた。
その後トランプは2020年大統領選に話題を変え、バイデンの副大統領候補者であるカマラ・ハリス上院議員(民主党、カリフォルニア)のことを挙げ、「議会で最もリベラルな人物」と呼び、バイデン・ハリス政権が実現したら「この国と経済が破壊される」と述べた。
「バイデンが勝てば中国が勝つ、なぜなら中国がこの国を所有することになるからだ。そしておそらく、それに気づくことはできないだろう」とトランプは語った。
トランプはこう続けた。「これは歴史上最も重要な選挙だ」
さらにトランプは、再選されたら「米国を世界の製造業の超大国」にして、「米国のエネルギーを続けて解き放つ」と述べた。
「我々は現在エネルギー面で完全に独立している。ジョー・バイデンと急進社会主義者の民主党は即座に経済を破綻させるだろう」とトランプは語った。
トランプはこう続けた。「彼らが入れば、経済を破綻させるだろう。破綻だ。今まで見たこともないほど―株も、401Kも・・・そうした株は見たこともない程に暴落するだろう」
大統領は中国に話題を変えると、バイデンは「彼らの手先」だったと述べた。
「彼は非常に生ぬるかった。彼らは彼のことを夢見ている。ジョー・バイデンが大統領になったら、中国が米国を所有することになる」とトランプは語った。
一方大統領は、コロナ経済刺激パッケージ4弾の交渉に関して、また民主党議員と面談するかどうか質問を受けた。
「私の取引相手、ナンシー・ペロシ下院議長とリーダーの(チャック)シューマーのことを知っている。彼らは取引したくないと思っている。こうした人々に私はあまり敬意を持っていない。彼らは米国民からあまり敬意を持たれていない。そして私は自分が誰を相手にしているか分かっている」とトランプは答えた。
大統領はこう続けた。「彼らが取引したくないのは、それが経済のために役立ち、従って11月3日に私に有利になると知っているからだ。だから彼らは取引をしないつもりだ」
「彼らは国ができるだけ大変になれば、たとえ多くの人が損害を受けても、それが民主党にとって有利だと考えている。私は彼らに会わないことで正道を進んでいる。だがそれが変化をもたらすと考えれば、すぐに会うつもりだ」とトランプは続けた。
コロナ経済刺激パッケージ第4弾をめぐる交渉は、数週間行き詰まっている。ペロシと民主党は共和党に最低2.5兆ドルを支出するよう訴えているが、ホワイトハウスと共和党はより少ない支出を目指しているためだ。それでも上院共和党は、ホワイトハウスとの毎日の話し合いでコロナ救済法案について進めており、今週には綿密な計画を出せることを期待している。
一方大統領は、政権の「オペレーション・ワープスピード」プログラムを繰り返し宣伝し、COVID-19ワクチンを早ければ10月までに、少なくとも年末までに提供すると述べた。
「私の指導の下で、記録的な期間でワクチンが生産できるだろう」とトランプは述べた。
大統領はさらに民主党を非難し、彼らはワクチンを「過小評価」していると主張した。
「あらゆる嘘に全く反している。政治的な嘘だ。また我が国にとって非常に危険なことだ」とトランプは語った。
「ワクチンはとても安全でとても効果的なものになる。我々は多くの命を救いたい。私にとって、速ければ速いほど良い・・・私はこれが我々に必要だという観点からこのことを話している」とトランプは続けた。
大統領はこう付け加えた。「私にとって最も重要なことは命を救うことだ。それが最も重要なことだ」