<引用元:ブライトバート・ニュース 2019.5.12>By Allum Bokhari
ノースウェスタン大学のまとめたデータによると、グーグルの検索結果は、他の報道機関に比べて圧倒的にCNNが優位であり、続いてニューヨーク・タイムズとワシントン・ポストの順だと分かった。
グーグルが「トップ記事」で推進する20の報道機関のうち、ニュース検索機能の上位の結果である程度右寄りだったのはFOXニュースだけだった。しかし、「トップ記事」に表示された記事のうちFOXは3パーセントしかなく、対してCNNは10.9パーセント、ニューヨーク・タイムズは6.5パーセント、そしてワシントン・ポストは5.6パーセントという結果だった。
トップ20に入った他の主流、つまり左翼報道機関には、ABC、CBS、NPR、ハフィントンポスト、ガーディアン、BBC、ザ・ヴァージ、アルジャジーラ、ポリティコ、LAタイムズがあった。
グーグルの「トップ記事」で全結果の86パーセントはトップ20からのものだ。それらのうち、FOXの3パーセントを除く全てが左翼つまりエスタブリッシュメントの報道機関によるものだった。
ウォールストリート・ジャーナルやニューヨーク・ポストといった中道右派の編集路線という評価のある主流報道機関も、トップ20には入っていない。
調査を主導したノースウェスタン大学のニコラス・ディアコポロス助教は、コロンビア・ジャーナリズム・レビューの記事で自身の手法を次のように説明した。
トップ記事を監査するために、我々は2017年11月にニュースになった出来事に関連する200以上の問い合わせに対するグーグルの結果を抽出した。毎日グーグル・トレンドを調べ、確かな出来事に関連する言葉を手作業で選択することで、検査する問い合わせを選んだ。これらには、「コリン・キャパニック」といったニュースに出た人の名前、「地震」のような突発的出来事、また「税制改革」や「ヘルスケア 政府」といった固有の問題についての問い合わせがあった。結果が個々人向けにカスタマイズされる(過去に利用されたアカウントやIPアドレスに合わせてグーグルが調整する仕組み)可能性を最小化するように抽出環境を設定し、それぞれの問い合わせを24時間ずっと1分ごとに実行した。
合計で、トップ記事ボックスに表示されるニュース記事に対する6,302の一意なリンクを収集した。それぞれのリンクに対して、リンクが表示されるたびに記事のインプレッションを数えた。
データは、20の報道機関だけで記事のインプレッションの半分以上を占めていることを示している。上位20パーセントのソース(678のうち136)が、記事のインプレッションの86パーセントを占めた。また上位3位までで23パーセントを占めており、それらはCNN、ニューヨーク・タイムズ、ワシントン・ポストだった。こうした統計データは、比較的狭い範囲の報道機関にどれだけ注目が集中しているかを浮き彫りにしている。
最近の報道でグーグルの検索結果の左翼変更に注目が集まっている。同社からのリークで、コンサバティブ・トリビューンのような主流の保守派のソースをニュース検索の結果から意図的に外すようブラックリストに載せていたことが暴露されている。また、主流メディアのソースを推進するために「中絶」のような政治色の濃い検索語に対して、ユーチューブの検索結果を調整していた。
民主党は大手IT企業による反保守派的偏向という見方に「陰謀論」というレッテルを貼った。だがグーグルが実際に保守派の見方に不公平な取り扱いをしているという証拠は、圧倒的になりつつある。