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シリアについてゴルカ補佐官:「これは全面的な軍事展開ではない、ピンポイントのミサイル攻撃に過ぎない」

投稿日:2017年4月9日

<引用元:ブライトバート・ニュース 2017.4.7>

大統領補佐官であり、ブライトバート・ニュースの国家安全担当編集員を務めたこともあるセバスチャンゴルカ博士は、シリウスXMラジオでラヒーム・カッサムが司会を務める金曜日のブライトバート・ニュース・デイリーに出演し、アメリカのシリアへのミサイル攻撃について対談した。

「ラヒーム、今朝はとても具体的なコメントをしようと思う」とゴルカは話を切り出した。「戦争する上で最善の方法は特定の情報源、手法を保護し、敵に次の手を知られないようにすることだというのは周知の事だ。不意を突くことが極めて重要だ。我々はこれまでの8年間と非常に異なり戦略的な方法で行動している」

ゴルカは、トランプ大統領とティラーソン国務長官の声明は、アメリカがイドリブの化学兵器攻撃の責任を誰が負うべきと見なしているかを明確にしたのだと語った。

「私は我々が知っているのがどれだけで、何パーセントかといった事について話すつもりはないが、我々が出した声明はすべての人を安心させることができるものだ。つまりその政権に責任があったという事だ」と彼は述べた。カッサムは、トランプ大統領が情報機関の過去の誤りに批判的であった事と、誤った情報がイラク戦争を引き起こしたという記憶が未だに多くの人の記憶に新しい事を指摘した。「今回戦略的に必要不可欠な点はどこにあるのか?これがアメリカにとってどのように役に立つのか?」と彼は尋ねた。

「ただ単に、市民に対する大量破壊兵器の使用というのがここでの問題だというのが理由だ」とゴルカは答えた。「そして人々が以前の関与について非常に不信感を抱いているという事実を私は認識している。特にあなたが言及したイギリスの調査書は、情報分析の誤用として歴史に名を残している。それは理解している。しかし、だからと言って、単に誰かがかつて10年かそれ以上前にそれを政治的に利用したという事で、すべての情報分析を放棄するという事にはならない」

「戦略的に必要不可欠な点は非常に明白だ。これらの兵器は禁止されているだけでなく、市民に対して使用されている。それは世界全体の問題だ」と彼は言った。「我々は、大量破壊兵器を非武装の市民に対して使用するという、悪質な、凶悪な事を行えば罰を受けるというとても明確なメッセージを送った。だからそれが、アメリカの国家の安全のためだという事だ」

ゴルカは、「このような兵器がどこであれ使用されてはならないという非常に明確なメッセージを送る」事が重要だったと強調した。

「非常に明確な国家安全保障のメッセージだ」と彼は語った。「火曜日の攻撃で殺された人々に影響を与えたのと同じだけ、世界の状況はアメリカにも影響を与える。大量破壊兵器は世界的な戦略によって扱われるべき世界的な事態だ。だから2つの事は相互に排他的ではなく、倫理的規範と国家安全保障の規範が一致し得るのであり、この場合がそうなのだ

ゴルカは、初期評価に基づくと、「火曜日の化学兵器攻撃に使用された空軍基地に対して与えた損害状況を理由に」、攻撃は「完全に」成功だと見なされていると語った。

「肯定的な反応を見せた世界の国々からの反応を見れば、完全にそうだ」と彼は付け加えた。「しかしながら、まだ時期尚早だ。これの成功基準の多くはダマスカスが次にどう行動するかにかかっている。しかし、この初期段階においては、完全に成功だった」

「これまでの11週間の経験からすれば、私は何でも信じることができる」とゴルカは平然とした表情で皮肉交じりに答えた。彼は、「全くの皮肉と、我々が行う事は何でも政治的に報道されてきたという点について、この政権が忍耐してきたこと」について失望を表した。

「もう1度言うが、我々の国連大使が行った演説とそれらの写真を見てくれ。それは誰にとっても非良心的な事だ。君が11月8日に誰に投票したのか気にしないが。火曜日の事件の死傷者を使って政治的なショーをやっているなんて誰にも受け入れ難い事だ」

ゴルカは、倫理的規範と国家安全保障の規範の両方がトランプ大統領の行動に適合したのだと繰り返した。「我々は非常に明確なメッセージを送った。アメリカは帰ってきた。アメリカは主導する。そしてアメリカは国際社会で無能ではなく、意気地のない非当事者ではない。かつての時代は終わったのだ」と彼は述べた。

「しかし私たちは、私たちが新しい政権だと認識していない人々から政治的に非難を受けるだろう」と彼は認めた。「好きにしたら良い。それには慣れている」

カッサムは、トランプ大統領はシリア攻撃の前に議会で承認を受けるべきだったとするランド・ポール上院議員(共和党)の主張を引き合いに出した。

「過去60年間の大統領の武力行使を見てみれば良い」とゴルカは答えた。「ブライトバートの読者にはちょっと考えてみて欲しい。大統領の国際問題における武力行使のポリシーは何ら変わっていない。彼は選挙中、そして就任してからも自分は関心がないと明白に語ってきた。これはブッシュ政権の再来ではない。我々は他国を侵略し、占領する事には関心がない。彼はそれがなぜ良い考えでないか、なぜそれが根本的に非アメリカ的であるか理解している。我々は元来、帝国主義を拒絶していたし、それを強化することはない」

「これは湾岸戦争でもイラク戦争でもない」と彼は断言した。「これは市民に対する化学兵器攻撃に関わっていた軍事施設に対する巡航ミサイル攻撃だ。人々はそれを理解する必要がある。これは全面的な軍事展開ではない。それはミサイルを使用したピンポイント攻撃だ。私は人々にそのことを少し考えて欲しい。私は孤立主義の原則を理解しているが、大量破壊兵器は非常に特別な範疇だ」

カッサムは、アメリカの大統領が大量破壊兵器を無力化するための軍事行動の事を話すのを聞くと、「次に何が起こるかと腹の底で嫌な予感」がしてしまうと反論した。

「あなたは動き出した列車をどうやって止めるのか?我々はこれらがどのように働くか分かっている。我々はかつてそれらが発展したのを見た」と彼は述べた。

ゴルカは、イラク戦争のようなより大きな事態へと続く危険な坂道という話について、「私は大統領の事を知っている。そして彼が何を考えているかも分かっている」と答えた。

カッサムは、木曜の夜のシリアの飛行場への攻撃が「1回限り」のものである事を保証できるか尋ねた。

「もう1度言うが我々は自分たちの計画を丸々与えることはない」とゴルカは答えた。「私が言えることは、私は大統領を知っており、私は過去60年に起きた事に対する彼の態度を知っているという事だ。それは間違いのない事だ」

カッサムは、ゴルカがアメリカがロシアとの代理戦争や直接の紛争に引き込まれないと保証できるか尋ねた。

「事態がエスカレートすることを心配する必要は全くない」とゴルカは語った。「ロシア政府は、次に何をするか決断するだろう。主権国家だ。しかし、たとえ管轄権があっても、たとえ従属国があっても、その関係を維持するのが有益かどうか判断する時期は来る」

「その国が、その従属国が自国民に化学兵器を使用するのであれば、計算は違ってくる」と彼は続けた。「様々な意見が出るのは理解しているが、このような支援は、もう支援国の利益にはならない。我々はこれが継続されていく範疇の問題だと完全に確信している」

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