ドナルド・トランプ大統領の新しい入国禁止大統領令に対する差し止め要求が、ある連邦地裁で棄却されたことを、大統領令に反対する州を代表する弁護士が、金曜の夜にロイターに伝えた。
イスラム教徒が多数を占める7つの国からの入国を禁止する、トランプ政権の最初の大統領令は、ワシントンやミネソタなどの州で1月に反対の訴えを受けた。
シアトル連邦地裁のジェームズ・ロバート判事は、先月、最初の大統領令を一時的に差し止める判決を出した。
新しい大統領令は入国制限を6つの国に減らし、グリーンカード保持者を除外するなどの変更があった。ロイターによると、ロバート判事は新しい入国禁止命令に対して差し止めを適用しなかったということだ。
レックス・ティラーソン国務長官は、先週、大統領令が署名された際にトランプはアメリカの安全のために「正当な権威」を使用していると述べて大統領を弁護した。
「この命令は、イスラム過激派テロリストが不当に利用する脆弱性を排除しようとする取り組みの一環である」とティラーソンは語っている。