<引用元:ワシントン・タイムズ 2018.3.6>(抜粋)
スウェーデンの首相は6日、スウェーデンを再び偉大にするために移民とギャングの暴力を厳しく取り締まっていると述べた。同首相は昨年、トランプ大統領がスウェーデンでの暴力事件はイスラム教徒難民のせいだとしたことを批判していた。
ステファン・ロベーン首相は、ホワイトハウスで開かれたトランプ氏との共同記者会見で、移民と犯罪に対してより厳しい法律を施行し、法の執行に掛ける費用を増加させるという自らのトランプ的な指針について説明した。
ロベーン氏は次のように話した。「国内にはかなりの課題があり、それについては疑問の余地はない。毎日それに取り組んでおり、警察に割り当てる資源を増やし、治安警察への割り当てを増やし、犯罪に対する法律を厳格化し、テロリズムに対する法律を厳格化している」
同首相の話は、トランプ氏が大量に退去させようとしているMS-13のギャングメンバーに対するトランプ氏の論調や、テロリストの可能性のある人物を除外するための適正な審査ができるようになるまで、イスラム教徒が多数を占める国からの入国を制限するという方針と非常に似通っているように思える。
大統領はイーストルームの聴衆に対して、自らがスウェーデンについては最初から正しかったのだと述べた。
大統領はスウェーデンのある記者に次のように話した。「確かにあなたの国では移民の問題がある。スウェーデンではそれが問題になっている。私は最初にそれを口にした1人だった。少々非難を浴びたがそれはもう済んだことだ。私が正しかったことが証明された。しかしあなたの国には問題がある。問題は徐々に減っていることが分かっている。できれば速やかになくなると良い」
1年前、トランプ氏は就任してすぐに、スウェーデンの犯罪の増加はイスラム教徒の難民の流入のせいだとしたことについて、米国メディアとヨーロッパで激しい批判を受けた。
ロベーン氏は1年前に、トランプ氏を公然と責め次のように話していた。「事実を正確に使用して、自分が広めることについて確認することに我々全員が責任を持たなければならない」
しかし6日、ロベーン首相はホワイトハウスで態度を変えた。スウェーデンでは2015年に16万3,000人の難民を受け入れており、ほとんどが数カ月に及んで入国したものだと同首相は指摘した。
ロベーン氏は次のように話した。「我々が引き継いだ法律、移民法は持続できないものだ。我々は法律を修正した。それで現在は難民の数が減っており、また他のヨーロッパ連合諸国に責任を分担するよう圧力をかけている」