アメリカの企業は3月に予想を遥かに上回る雇用を創出した。
ADPの月次レポートとムーディーズのアナリストの話によると、3月中に民間企業で26万3千の雇用が増加した。ロイターの行った調査によると、経済の専門家による3月の新規雇用の予測は18万5千であった。
2月の雇用は仮の報告の29万8千という数字から24万5千へ大幅に下方修正されていた。つまり、多くの経済の専門家が今年の最初の好スタートの後で予測していたように、雇用創出は減速しているのではなく高まっているという事になる。
3月には従業員数が50名以下の企業で11万8千の雇用が追加されており、小規模ビジネスが雇用増加を牽引した。20名以下の揮毫では6万の雇用が生み出された。そのレポートによれば50名以上500名以下の企業では、10万の増加となっている。アメリカの大企業では4万5千の雇用増加であった。
今年、製造業と建設業が大幅に回復しつつある事は明らかだ。製品製造業では3月に8万2千の雇用創出があり、工業では3万の雇用増加であったが、建設業では4万9千の増加であった。鉱業、天然資源関係では4千の雇用増加であった。
「2017年の雇用の増加は好スタートを切っている。増加は幅広い分野に渡るものだが、最も顕著なのは製品製造業であり、建設業、工業、鉱業も含まれている」とムーディーズのマーク・ザンディ主任エコノミストは述べた。
ADPとムーディーズのレポートは、一般的には金曜日に労働省から発表される公式の雇用統計のプレビューとしてマーケットで見なされている。