下院情報委員会の幹部は、水曜日に情報機関の幹部に対し、オバマ政権の過去7カ月の間に情報部員や職員が監視活動で収集したアメリカ市民の身元を不正に明かし、また「暴露」してそれを流布したのがいかなる場合であったかについて回答を求めた。
下院情報委員会のデビン・ヌネス委員長と同幹部のアダム・シフ議員は、情報機関のメンバーがアメリカ市民の名前を「暴露」することを含めて、アメリカ市民の個人情報を保護するために以前成立された『妥協のない「最小化手続き」』を十分に尊重して来なかったのではないかと懸念していることを書簡で述べた。彼らが送った書簡は、前国家安全保障担当補佐官のマイケル・フリン氏がロシアの大使と何度か会談したことを一般に公開したことに言及したものだ。
問題は、下院情報委員会の責任として情報機関の監督を行うという理由だけでなく、当時のドナルド・トランプ候補の周辺の顧問や他の人物と会話した、アメリカ情報機関に知られているロシア人やその他の人物に対する監視に関係する恐れがあるからである。
ヌネスとシフは情報機関幹部に、トランプやヒラリー・クリントンとその関係者に関わるもので、2016年6月から2017年1月にかけて情報機関、法執行機関、またオバマ政権の上級職員の中で流布されたあらゆる「暴露された」個人情報を公開することを求めた。