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米下院情報委員会メモ公開の公算大、民主党は反撃準備へ

米下院情報委員会は1月18日、トランプ大統領のロシア疑惑捜査に関連して、司法省と捜査機関によるFISA(外国情報監視法)の乱用があったことを示すメモを下院内で公開したが、近く一般への公開が決定される公算が大きい。

ワシントン・エグザミナーのバイロン・ヨーク氏のオピニオン記事によると、下院情報委員会は29日午後5時(米国時間)に会議を開き、上述のメモの公開の是非を問う投票を行う。

同委員会は共和党が多数派であるため、公開が採択される可能性が高い。公開には大統領の承認が必要となるが、トランプ大統領はすでに公開の支持を表明している。

メモの公開に関しては18日の報道後、SNS上で#ReleaseTheMemoというハッシュタグで公開を訴える運動が活発になっていた。

デイリービーストの報道によると、メモにはジェームズ・コミーFBI元長官、ロッド・ローゼンスタイン司法副長官、そしてアンドリュー・マッケイブFBI副長官の名前が記載されているとも言われている。

一方民主党はメモの信頼性について批判しており、ヨーク氏の記事によると民主党独自の見解によるメモを作成し公開しようとする動きもある。

また、司法省は安全保障上の観点から、機密情報を含むメモの公開に反対を表明しており、司法省とFBIの確認なしに公開することは「極めて無謀」だとする声明を出している。

投票が行われるのは日本時間で1月30日の朝となる。(訂正:当初トランプ大統領の一般教書演説もその頃行われると書いていましたが、正しくは、米国時間1/30夜で日本時間1/31となります)

ヨーク氏はオピニオン記事を次のように締めくくっている。

「戦いは継続する。メモに関しては今後72時間が決定的となるだろう。おそらく投票で公開が決まり、大統領が承認する。そして最も重要なことは人々が内容を評価、分析するということだ。一部の共和党が言っているような説明に見合うものだろうか?実際、公開によって国家安全保障が損なわれるのだろうか?非常に重要な週になりそうだ」

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