<引用元:JustTheNews 2022.7.5>
ドナルド・トランプ前大統領は5日、自身が導入した中国に対する関税を解除することに警告を発し、バイデン政権がやろうとしている動きは「中国がこれまでに得た最大の贈り物となる」と述べた。
ジョー・バイデン大統領は5月に、関税の撤廃を「検討」していると述べた。政権はその動きで、5月に8.6パーセントに達した記録的なインフレが緩和されることを期待している。
「信じられないような話だが、米国はますます中国への関税を解除する準備をしているように見える。これはとんでもない間違いとなるだろう」と前大統領は自身のプラットフォームであるTruth Socialに書いた。
「これらの関税は我々の国に何十億ドルももたらし、鉄鋼のように影響を受ける事業が米国で再び成長できるようにした。これを行うことは、中国がこれまでに得た最大の贈り物となるだろう」とトランプは指摘した。
トランプ政権は「アメリカファースト」経済計画の一環として関税を課した。
「2018年1月に、トランプ政権は中国が鉄鋼とアルミを過剰生産しており、その結果として世界市場に与える影響が、米国の国家安全保障を損なう恐れがある状況であることを発見した」とトランプホワイトハウスは、トランプの貿易政策に関する2018年ファクトシートで書いた。
中国は米国の農産物の輸入を停止したが、トランプは自身が農家の損失を補填したことについてTruth Socialで説明した。
「農家だけで280億ドルを私からの贈り物として得たのであり、それは中国によって悪用されていた関税から直接出たものだった。こうした関税を解除すれば、米国が弱く、無力で、旧態依然だという明白なメッセージとなる」とトランプは強調した。
トランプはさらに、元副大統領候補のティム・ケイン上院議員(民主党、バージニア)のような上院議員を、関税の解除を支持しているとして批判した。
「ある上院議員はこれを実行しようと懸命に戦っており、それが『インフレを引き起こしている』などとばかげたことも言っている。それらの上院議員は本当の動機について疑うべきだ!」とトランプは強く訴えた。