<引用元:ニューヨーク・ポスト 2022.3.24>
ドナルド・トランプ前大統領は24日、ヒラリー・クリントンと民主党全国委員会が、自身と自身の選挙陣営がロシア当局者と共謀しているとして中傷するために2016年に広範囲な「想像を絶する陰謀」に着手したとして、連邦裁判所へ2400万ドルの訴訟を起こした。
フロリダ州南部地区連邦地方裁判所に提出された訴状で、トランプはその目的が自身の大統領への道を「損なおう」としてスキャンダルをでっち上げることだったと主張している。
「2016年大統領選挙に先駆けて、ヒラリー・クリントンとその仲間は想像を絶する陰謀を画策した―それは道義に背き国の民主主義に対する侮辱となるものだ」とトランプは108ページの訴状の中で述べている。
「協調して被告人は、共和党の対立候補者であるドナルド・J・トランプが敵対する外国の主権と共謀しているという虚偽の話を作り上げるために、悪意を持って共謀した」
第45代大統領は、民主党大統領候補クリントンらが企てた策略は、証拠を改ざんし、法執行機関を騙し、「非常に機密なデータ源へのアクセス権」を悪用したのであり、「比較するとウォーターゲート事件が色あせるほど非常に言語道断で、破壊的で扇動的」だったと主張している。
訴状によると、クリントンら民主党は、対立候補者の調査とデータ分析―非常に物議を醸すクリストファー・スティールの文書を明白に肯定―を偽装して、「国民の信頼を揺さぶろうと」した。
「彼らが協力し合ったのはたった1つの利己的な目的のためだった。すなわち、ドナルド・J・トランプを中傷することだ。実に彼らの広範囲に及ぶ共謀は、スキャンダルを捏造して根拠のない連邦捜査につなげ、メディアの狂乱を引き起こすことで、トランプの大統領への道を損なうことを意図したものだった」と、クリントンを破った選挙から約6年後に起こされた訴訟で主張している。
(以下略)