<引用元:JustTheNews 2021.11.10>
ドナルド・トランプ前大統領は8日夜の演説の中で、1兆2千億ドルのいわゆる超党派のインフラ計画に賛成票を投じた13人の共和党議員を激しく非難した。
法案に賛成したニューヨーク州のニコール・マリオタキス下院議員は、演説の聴衆の中にいたが報道によるとトランプの発言に動揺した様子だったという。
5日深夜の投票で予算案を成立へと推進したのは、マリオタキスと他12人の共和党議員だった―法案は228対206で可決。民主党党員集会の革新派メンバーの中には造反し党の法案に賛成しなかった議員もいたが、共和党の支持で法案が可決された。法案は8月に超党派の過半数によって上院を通過していた。
トランプが演説したNRCC夕食会で、前大統領はケビン・マッカーシー下院少数党院内総務(共和党、カリフォルニア)と親しげな様子だったが、報道によるとインフラ法案のような問題について会派を1つにまとめる能力についてマッカーシー議員に不満を持っているという。共和党が一致団結していれば、法案は成立しなかったためだ。
トランプと緊密な関係を持つ議員はもちろん、共和党の中には、法案に賛成した共和党議員に対して非難を表していた者もいたが、インフラ包括案に賛成した共和党議員の何名かは、コミュニティが大いに必要としているインフラ法案の可決に、次の選挙がかかっている穏健派の人気議員だ。
例えばトランプ支持者のマット・ガエツ(共和党、フロリダ)は、ニューヨーク州のジョン・カートコ下院議員を下院国土安全保障委員会のメンバーから外すよう求めている。ミシガン州のフレッド・アプトン下院議員も法案に賛成したが、トランプ支持社のマージョリー・テイラー・グリーン(共和党、ジョージア)が投票後にアプトン議員の電話番号をオンラインに投稿してから、殺害の脅迫を受けている。