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コロナウイルスが武漢の研究所から流出したことを「証明する」報告書を共和党議員が発表

<引用元:デイリー・シグナル 2021.8.2

米下院外交委員会の共和党メンバーによる新報告書によると、COVID-19の要因となったコロナウイルスは、2019年9月中旬までに中国の武漢ウイルス研究所からの流出でヒト個体群に入った。

「我々は現在、海鮮市場が感染源だとする考えを完全に否定すべき時だと考える。また、圧倒的多数の証拠からウイルスが実にWIV(武漢ウイルス研究所)から流出したことが証明されており、その時期が2019年の9月12日より前の時期だと考えている」と1日に発表された報告書はしている。

また共和党議員の報告書には、COVID-19を引き起こしたウイルスが大流行以前に遺伝子組み換えされた可能性があることを示す「十二分の証拠」があるとも書かれている。

武漢研究所がウイルスに関連していることの裏付けとして引用された証拠には次のことがある。

  • 2019年9月12日の夜、ウイルス・データベースが突然説明もなく削除された。
  • 2019年10月に武漢で行われたミリタリーワールドゲームズの参加アスリートが、帰国してからCOVITに似た症状にかかった。
  • 早ければ2019年後半に、中国人民解放軍の生物兵器専門家が武漢ウイルス研究所のバイオセーフティー・レベル4施設を主導するために就任した。

さらに報告書は、複数の中国医療当局者が2019年の大流行以前に武漢ウイルス研究所での安全手続きについて懸念を表明していたことを明かしている。施設は2019年3月に、武漢国立バイオセーフティー研究所のための廃棄物管理システムに対する改修の取り組みを要求していた。研究所が運営を開始してわずか2年後のことだ。

報告書には次のようにある。

施設が稼働してからすぐにそれほどの改修を行うのは異常に思える。「武漢国立バイオセーフティー研究所」のBSL3・動物センターでのメンテナンスに対する言及、空気殺菌システムの調達、有害廃棄物処理システムと中央空調システムに対する改修といったことの全ては、こうしたシステムがCOVID-19の大流行以前にどれほど十分に機能していたかについて疑問を提起している。

下院外交委員会の共和党幹部メンバーであるテキサス州のマイケル・マコール下院議員は、パンデミック以前に武漢ウイルス研究所と緊密な協力を行っていたエコヘルス・アライアンスのピーター・ダスザック代表を召喚するよう、報告書に添付した声明書で下院民主党に強く訴えた。

マコール議員は、ダズザックは中国での研究の性質についての「一貫性のない―そしてある場合にはあからさまで故意に正確な―声明」に関して質問に答えるべきだと述べた。

「我々はWIVで機能獲得研究が行われていたことを知っており、それが危険な状況で行われていたことを知っている」とマコールは述べ、こう続けた。

我々は中国CDCの所長とWIVのBSL4研究所の所長が、2019年夏に(中国政府の)研究所での安全性について公に懸念を表明していたことも知っている。・・・

ウイルスが2019年の8月終わりか9月初めに流出したと我々は考えている。何が起きたかを知った時、中国共産党当局者とWIVの科学者は真夜中にウイルスデータベースをオフラインにし、追加の安全策に100万ドル以上を要求したことも含め、必死に流出を隠蔽した。

共和党中国タスクフォースは9月に報告書を発表し、中国共産党と世界保健機関がどのようにして武漢での初期のまん延を隠蔽したかを説明したが、1日の報告書はその補遺となった。報告書は、そうした行動が「地域的な流行となった可能性のあるものを世界的なパンデミックに」変えたとしていた。

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