＜引用元：ニューヨーク・ポスト 2021.4.3＞
トランプ前大統領は3日夜、メジャー・リーグ・ベースボール、コカ・コーラ、デルタ航空のボイコットを呼びかけた―ジョージア州から引き揚げるか、そうでなければ同州の新選挙改革法に抗議した他の企業全てを含めて。
共和党のトランプは、MLBが法成立に応えてアトランタでオールスター戦を行わないと発表した数時間後に声明でボイコットを呼びかけた。バイデン大統領は同法を「21世紀のジム・クロウ」と呼んでいた。
「野球は既に多数のファンを失っていますが、今彼らは有権者IDを望まない極左民主党を恐れているためにオールスター戦についてアトランタを去ります。我々の選挙に関して是が非でも必要なものだというのに、です」とトランプの声明にはある。
「野球と、自由で公正な選挙に干渉している全てのウォーク（woke）企業をボイコットしてください。コカ・コーラもデルタも、他の全ても聞こえていますか！」
31日、アトランタにあるコカ・コーラのCEOはCNBCの「Power Lunch」に出演し、その法律の投票制限に反対した。同社が3月25日の法成立後に沈黙していたことに対してコカ・コーラのボイコットを呼びかける批判の声が高まった後のことだった。
同じ日にデルタのCEOは、同法に厳しく声をあげていないことを批判されると、同法を「受け入れがたい」ものであり、「嘘に基づいている」と呼んだ。
共和党が主導した新法では、郵便投票の際のID要求を含めて新たな制限があり、郵便投票用の収集箱の数を制限している。
同州の選挙に対する法的統制を高めており、保守派が選挙の完全性を向上させると述べた動きだ。
民主党はその法律には「有権者抑圧の戦術」が満ちており、2020年選挙でジョージアで民主党が勝利したことに対する対応だと述べた。トランプはその結果を不正によるものだと不当に主張していた。