<引用元:デイリー・コーラー 2021.3.18>
ウォールストリート・ジャーナルの報道によると、中国政府は武漢でのコロナウイルスの起源に対する世界保健機関の調査に厳格な管理を維持していた。どの科学者が任務に参加するかについて北京が拒否権を許されていたと同紙は報じた。
同紙によると、WHO調査団に課された制約によって、科学者はウイルスの起源に対する徹底的な調査を実施することができない状態だった。
1人の米国人を含む12名以上から成る調査団は先月武漢を訪問し、コロナウイルスがどのようにして最初に人間に感染したかを解明するために中国の当局と科学者と会談した。
同紙によれば、調査報告は中国当局が検証し編集する機会を持ってから来週発表される見込みだ
WHO調査団のメンバーの中には、任務に就いた唯一の米国人であるピーター・ダスザックを含めて、コロナウイルスを研究する武漢ウイルス研究所での事故がウイルスの起源だとする1つの有名な説を否定している者もいた。
ほとんどの科学者は、中国西部の動物種からおそらく武漢の屋外の食物市場の1つでウイルスが人間に移ったと考えていると述べている。
ダスザックは、彼の団体であるエコヘルス・アライアンスが武漢研究所と緊密に協力していたという理由から利益相反にあたるとして科学コミュニティの一部から批判を浴びている。またダスザックは2020年2月に科学者の一団を組織して、研究所流出説は「陰謀論」であるとする書簡を出していた。
トランプ政権とバイデン政権の当局者はどちらも、WHO調査団に情報を伏せているとして中国政府を批判してきた。
(以下略)