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ランド・ポール上院議員、共和党上院45人の反対受け、トランプ弾劾を「初めから否決が明らか」と宣言

<引用元:FOXニュース 2021.1.27

ランド・ポール米上院議員は、45人の上院共和党が上院でのトランプ前大統領の弾劾裁判を実施することに対して、憲法違反と見なし反対票を投じた後、弾劾裁判は「初めから否決が明らか」だと断言した。

ケンタッキー州共和党のランド議員は、トランプが現在就任中でないことから、上院は今月下院が提出したトランプに対する弾劾条項に対処すべきではないと主張して裁判実施に関する手続き上の投票を求めていた。

裁判が実施されれば、トランプは弾劾裁判を受ける初の前大統領となる。

ポールの見方では、45名の共和党が裁判実施に反対したことで自身の主張が証明され、おそらく今後のどのような裁判も非現実的なものになったということだ。

「憲法違反だと投票したのであれば、一体誰がこのことで誰かを有罪として投票するだろうか?この投票はもう終わりだということを示している。裁判は終わりだ」と、ポールは投票後に記者らに語った。

またポールはツイッターのメッセージで、投票によって下院の弾劾条項―1月6日の議事堂での暴動に関連して「反乱を煽った」としてトランプを訴えたもの―が、「初めから否決が明らか」であることが判明したと付け加えた。

26日夜、「FOXニュース・プライムタイム」にマリア・バーティロモと出演し、ポールは自身が民主党によるダブルスタンダードと見なしていることについて語った。

「バーニー・サンダースの支持者の1人が野球場にやって来て、スティーブ・スカリスを殺すところだった・・・だが誰もバーニー・サンダース弾劾の話はしなかった。マキシン・ウォーターズはこう言った。『彼らの顔に自分の顔を近づけろ(挑発の意味)』――コリー・ブッカーも言ったが――『群衆となりなさい。レストランで彼らに群がって暴力を引き起こして欲しい』と。それは暴力への扇動のように聞こえるが、誰もマキシン・ウォーターズの弾劾の話はしないし、『彼らの顔に自分の顔を近づけろ』と言ったことでバーニー・サンダースやコリー・ブッカーを弾劾するという話をしていない」

「ですから、彼らが提案するのは著しい偽善でありダブルスタンダードであって、彼らはそれについて批判されるべきだ。誰も彼らの偽善を非難することに関してためらうべきではない」

トランプの弾劾裁判を行うことを支持したわずか5人の共和党上院議員は、トランプを長年批判してきた人々だった――メイン州のスーザン・コリンズ、アラスカ州のリサ・マーカウスキー、ネブラスカ州のベン・サス、ペンシルベニア州のパット・トゥーミー、そしてユタ州のミット・ロムニーだ。彼らは50人の民主党の投票に加わり55対45という結果となった。

また議会で投票前に、ポールは最高裁裁判長の不在もまた上院弾劾裁判を憲法違反にしていると主張した。ジョン・ロバーツ裁判長は、トランプがもう大統領ではないために裁判で裁判長を務めるつもりはないと述べていた。

(以下略)

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