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トランプ、中絶生存者保護のための「ボーン・アライブ」大統領令署名へ

<引用元:デイリー・シグナル 2020.9.23

ドナルド・トランプ大統領は23日、生きて生まれた赤ちゃんが適切な医療を受けられるように保証するための大統領令に署名すると発表した。

大統領は大統領令について詳細に説明しなかったが、今年初めの上下院での提案は、中絶を試みた後で生きて生まれた赤ちゃんに、他の新生児に医療従事者が処置するのと同じ扱いをすることを義務付けるものだ。

「私は常に命に対する神聖な権利を擁護します」とトランプは、今年バーチャル開催された第16回全米カトリック祈祷朝食会での演説の中で述べた。

「今日私は、生きて生まれた全ての尊い赤ちゃんが―どのような状況であっても―当然受けるべき医療を受けられるようにする、『ボーン・アライブ』大統領令に署名することを発表します。これは我々の極めて神聖な道徳的義務です」と大統領は語った。

2002年、ジョージ・W・ブッシュ大統領は、中絶後を含めて、どのような発達段階でも生きて生まれた乳児に対する法的な保護を拡大する法案に署名して成立させた。ところが法律には強制力を持つ条項がなかった。

ボーン・アライブ中絶サバイバー保護法と呼ばれる法案は、2019年と2020年に検討されたもので、2002年の法律に違反した医療従事者に対する刑事罰が含まれる。また、乳児が生きて生まれた場合、医療従事者が適切な医療を実施することが義務付けられる。

法案が浮上したのは、民主党でバージニア州のラルフ・ノーサム知事が生放送のインタビューで、母親と医師は中絶を生き延びた新生児に対する医療行為を拒否できる場合もあると示唆してからのことだった。

大統領令は法制定の範囲までは及ぶことはない。

「ボーン・アライブ」法が成立すれば、中絶院で生きて生まれた子供は病院に移送されるよう命じられ、医療従事者は違反を報告することが義務付けられ、故意に新生児を殺した場合は最高5年の懲役刑が科せられるが、母親は子供が介護を受けなかった場合の中絶医に対する起訴と訴因から免責される。

(略)

祈祷朝食会での演説の中でトランプは、「また我々は、全ての子供が健康に育って成長するための最善の機会を得られるようにするための新生児研究に対して、連邦政府予算を増額します」と語った。

大統領は自身がニューヨーク、クイーンズのカトリック教会の隣で育ったと述べ、「こうした方々は驚くべき人たちです。この人たちは偉大な、偉大な人たちです」と語った。

「カトリックの学校は、多くの恵まれない子供たちが神が与えた可能性に到達できるように変化を与えました」とトランプは述べ、こう続けた。「我々の国が強いのは、カトリックと信仰を持つ人々全員のおかげです。我々は家族の喜び、自由の恩恵、そして労働の尊厳を信じており、全ての子供が、生まれた後でも生まれる前でも、神聖な神の似姿に造られているという永遠の真理を信じています」

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