<引用元:FOXニュース 2020.7.5-6>
被害者の父:「彼らはブラック・ライブズ・マターと言う。自分で殺しておいて」
4日夜の熱のこもった記者会見で、アトランタのケイシャ・ランス・ボトムズ市長は、市民に「町で互いに撃ち合うこと」を止めるよう声高に要請した。独立記念日に8歳の少女が、市での反警察ブラック・ライブズ・マター(BLM)抗議の火種となったウェンディーズの近くで撃ち殺されてからのことだ。
ジョー・バイデンの副大統領候補者と目される民主党のボトムズは、涙ながらに発言した―そして国は新たな都会の大虐殺の一時的状況に苦しんだ。シカゴでは週末にかけて63人が負傷し17人が殺され、その中には2人の子供も含まれていた。そしてニューヨーク市では44人が負傷、少なくとも6人が死亡した。
「もうたくさんです」とボトムズは語った。「もうたくさんです。我々は、アメリカ中で起きているこの運動と、変化を実現して欲しいと言うこの国とこの地球の各地の人々に耳を傾け、関心を持つこの瞬間について話してきました。しかし、公民権運動に合わせたこの瞬間の違い――公民権運動において、明白な、共通の敵がいました。町で互いに撃ち合うということは、我々は内部の敵と戦っているということです」
市長はこう続けた。「あなたたちは幼い子供を撃ち殺しました。そして銃撃犯は1人だけではなく、少なくとも2人の銃撃犯がいました。8歳の幼い子供です。人々に真剣に受け取って欲しいのであれば、そしてこの運動を我々に失って欲しくないなら、お互いを失うことはできないはずです」
FOX5アトランタによるとボトムズはこう続けた。「止めなければなりません。これを警察官のせいにはできません。車の中の幼い子供を撃った人たちの責任です。我々はこの警察のどの警官よりもお互いを傷つけ合っています」
市長は、当局がウェンディーズ近辺の抗議者とはこれ以上交渉を行わないと述べた。先月、FOXニュースは付近の3人の武装した男たちと話したが、彼らは警察を入れさせないと話した。(「警察をここに入れさせないのは、彼らがここにいるのは我々を守るためではないからだ」とある男は「ハニティ」の生中継でFOXニュースのスティーブ・ハリガンに答えた。)
「8歳の子供が殺された時点で、話し合いは終わりました」とボトムズは語り、市が地域を片付けると発表した。
8歳のセコリア・ターナーの父、セコリヤ・ウィリアムソンは、武装した群衆の中の少なくとも2人が娘と母親が乗っていた車に発砲し、娘が殺されたと記者団に話した。当局は、4日の夜車が銃撃された際、母親は地域に不法に設置されたバリケードを車で通り抜けようとしていたと述べた。
ボトムズは、地域の抗議者が通りを封鎖するために障害物を設置したことに問題があったと述べた。8歳の少女が死亡したと知らされる1時間弱前に障害物が道をふさいでいるというメッセージを受けていたと彼女は語った。
ウィリアムソンはこう語った。「彼らはブラック・ライブズ・マターと言う。自分たちで殺しておいて。彼らは娘が障害物を越えてUターンしたから殺した?子供を殺したんだ。娘は誰にも何もしていなかった。ブラック・ライブズ・マター?自分たちで殺している。8歳の子供を殺した。娘はあなたたちの誰にも何もしていなかった。家に帰っていとこに会いたかっただけだ。娘がしたかったのはそれだけだ」
銃撃は、黒人男性のレイシャード・ブルックスが6月12日にアトランタの警察官に殺されたウェンディーズの近くで起きた。ブルックスが撃たれたのは、2人の警官を殴り1人からテーザーガンを奪い、テーザーガンを警官に向けて撃ったことろを映像に収められた後のことだった。ブルックスを撃った警官は現在、死刑となる可能性のある容疑と戦っており、その義母は仕事を解雇された。彼女は自分がクビになったことと、息子に対する容疑に「驚愕」したとFOXニュースに述べた。
ファーストフード店はその後火をつけられ、その後地域はいわゆる警察の暴力に対するデモが頻繁に行われる場所になっていた。
(以下略)